犬は表情豊かな動物!飼い主と似ることも♪
犬は人間と共存してきた歴史が非常に長い動物です。また、共感能力や仲間意識が強いため、飼い主である人間の表情から心理状態を読み解く能力に長けています。こうした要因から、犬も人間の表情を真似して心理状態を表すことができるようになり、心理状態が人間と同じような表情として出る犬も多いです。
中には、飼い主のことを観察し過ぎているために、飼い主に表情が似てしまう犬も少なくありません。これは研究結果としても発表されていて、実際に「あの飼い主さんとわんちゃんはなんとなく似ているよね」という話もよく聞きます。
犬の表情でわかる心理5選
犬の表情を見ていると、コロコロと表情が変わっていることに気づきます。ここでは、犬の表情からわかる心理をいくつか紹介するので、現在の愛犬の表情をぜひ確認してみてくださいね!
1.目が細められていて口角が上がっている
目が細められていて目尻が下がり、同時に口角が上がっている、いわゆる『笑顔』に近い表情は、まさに「嬉しい」「楽しい」という心理が表情に表れています。
このような表情を見せているときは、嬉しさや楽しさから興奮状態に陥り、軽くパンティングし始めることもあります。また、楽しいときは目がキラキラと光っていることも多く、飼い主以外の人が見ても「楽しそう」とわかることが多いです。
2.目が穏やかで口元が半開き
目元が穏やかに垂れ下がりながら、口が軽く半開きの状態になっているときは、リラックスしている状態です。安心してリラックス状態に入っているため口元の力が抜けており、口元が半開きになっています。
人によっては笑っているようにも見えるため、機嫌が良さそうに見えることもあるでしょう。「楽しい」ときとは違い、落ち着いた様子で座っていたり、伏せていたりすることが多いので、その様子で判断しましょう。
3.眉間にシワが寄って牙をむき出している
目と目の間にある眉間部分にあたる場所にシワが寄っているときは、基本的に不機嫌な心理状態であることが多いです。なおかつ、牙をむき出して見せている場合は、攻撃的な心理状態だと考えてください。
相手に対して「それ以上近づくと攻撃するぞ」と威嚇していたり、自分の要求が通らないことに不満を抱いたりして唸る犬もいます。
4.上目遣いで少し白目が覗いている
上目遣いで相手の様子を伺うような表情を見せているときは、不安を感じていたり警戒していたりすることが多いです。このとき、目を見ると白目が覗いていることが多いです。
また、警戒しているため、全身に力が入っていることもあり、口元はしっかりと閉じられています。目がキョロキョロと泳いでいる場合は、警戒ではなく不安要素の方が強いと考えましょう。
5.視線を合わさず鼻を舐めている
こちらが愛犬のことを見ていると、視線を合わさないようにキョロキョロと泳がし、時折鼻をペロッと舐めるような仕草を見せている場合は、緊張していることが多いです。相手から敵意や怒りを向けられていることを察し、緊張状態に陥り、「できるだけ視線を合わせたくない」「こっちは敵意はありませんよ」という態度を表情で示しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬は心理状態がわかりやすく表情に出ていることが多いです。緊張状態や怒りの状態に入っているときは、まず落ち着かせることが大切です。愛犬の表情にも注目し、飼い主として適切な対応を取れるようにしましょう。