1.数分前から玄関で待つ
飼い主や家族が帰宅するとき、数分も前から玄関で待つことがあります。まだ車のエンジン音も足音も聴こえないはずなのに…。犬が聴力に優れていることは確かですが、数分も前から待つことができるほど遠くの音も聴き分けているのでしょうか。賢い行動ですが、人間には不思議に思う行動でもあります。
2.赤ちゃんをあやす
赤ちゃんがぐずって泣いてしまったとき、犬があやす行動をすることがあります。ママやパパがあやしてもなかなか泣きやんでくれないのに、なぜか犬があやすとすぐに泣きやんで笑顔になるんです。
はしゃぐように大笑いすることもあります。赤ちゃんのあやし方まで知っているなんて…。飼い主の行動を見て真似ているのだと思うのですが、ママやパパより上手にできるなんて賢いですよね。
3.車道を渡るときは止まって周りを確認
お散歩中に車道を渡るとき、手前で止まり、左右や周りをよく確認するという賢い行動をすることがあります。
飼い主がリードを引いたり指示を出したりしなければそのまま進んでしまう犬がほとんどですが、何度も同じコースを歩いているからなのか、何度も同じ車道の前で止まっているからなのか、指示がなくてもできてしまうんです。周りをよく確認した後、「渡ってもいい?」と飼い主にアイコンタクトを送ることもあります。
4.吠える必要が有るか無いかを判断している
見知らぬ人が訪問し、インターホンを押したときのことです。「吠える必要が有る」と「吠える必要が無い」を判断することができるようです。吠える度合いまで加減することができることもあります。
普段は無駄吠えなんてしないのに今日はやけに激しく吠えているな…と感じながら対応してみると、ほとんどがしつこい訪問販売や案内に訪れた人です。
あまりにも吠えるので聞き取れず、会話にもなりません。訪れた人は仕方なく立ち去ってくれます。その後の犬を見ると「どう?役に立った?」と誇らしげな表情です。
5.都合の悪いことは無視をする
犬にも都合の悪いことがあります。都合の悪いことが起こるとわかると無視をすることがあります。病院に連れて行かれることがわかったとき、目を閉じて寝たふりをします。自宅でシャンプーされることがわかったとき、仰向けに寝転がって起き上がろうとしません。
爪切りをされることがわかったとき、普段はほとんど入ることのないケージの中から出てきません。こんなときは「おやつ」の言葉にも反応してくれません。
犬が賢い行動をする理由
人間の子供と同じくらいの知能を持っているから
個体差はありますが、犬は人間の2歳~3歳くらいの知能を持っているとされています。警察犬・盲導犬・介助犬などの使役犬として働く犬が、他の犬よりも飛び抜けた知能を持つことは誰もが認めているのではないでしょうか。
トレーニングされていることはもちろんですが、犬自身がもともと持っている知能によって「自ら考えて行動する」という賢さも持ち合わせているようです。
愛犬を賢く育てる飼い主の無意識な行動
愛犬が賢い行動をするのには、飼い主さんの無意識な行動が関係しているようです。犬は飼い主を見て学びます。ただソファーや床に寝転がってくつろいでいるように見えますが、常に飼い主の行動を観察しています。飼い主が賢い行動をしていれば、愛犬も自然と賢い行動をするようになります。
飼い主が間違った行動をしていれば愛犬も間違った行動をするようになり、問題行動だと言われてしまうのです。「どうせ犬にはわからない」なんて思わず、賢い犬の前だからこそ行動にも発言にも気をつけたいものです。
まとめ
愛犬に驚かされた賢い行動はありますか?教えていないことができたとき、一番驚きますよね。どこで覚えてきたのか…私を見て覚えてしまったのか…賢い犬の行動にはいつも不思議に思うばかりですね。