犬が死に至る可能性がある野菜や果物1:ネギ類
犬が死に至る可能性がある野菜としてまず紹介するのは「ネギ」です。
犬がネギや玉ねぎなど、硫化アリルを含むネギ属の野菜を食べてしまうと重篤な中毒を引き起こす可能性があります。嘔吐、下痢、血尿、貧血、動悸などが主な中毒症状とされており、これらは食べた直後ではなく数時間〜2日ほど経過してから出る場合もあるため、万が一食べてしまった場合はしばらくの間しっかりと様子を見るようにしてください。
犬が死に至る可能性がある野菜や果物2:里芋
犬が死に至る可能性がある野菜として次に紹介するのは「里芋」です。
犬の食べられる野菜として知られる里芋ですが、注意が必要なのはその与え方。シュウ酸カルシウムを多く含む里芋を生で食べてしまうと里芋中毒を引き起こす可能性があります。
実際に生の里芋を数個食べてしまった大型犬が激しい嘔吐や下痢などの中毒症状を示したケースも報告されているため、しっかりと加熱してから与えることを心がけてください。
犬が死に至る可能性がある野菜や果物3:ニラ
「ニラ」も犬が死に至る可能性がある野菜の1つです。
実はニラも「ネギ属」に分類される野菜であり、玉ねぎやネギと同様に硫化アリルが含まれています。この硫化アリルを犬が摂取すると重篤な中毒症状を引き起こす可能性があるため、絶対に与えてはいけません。主な症状として貧血、下痢、嘔吐、痙攣、血色尿素などがあります。
犬に与えないことはもちろん、人間用にニラを調理した際も床に落ちていないかを確認、拾い食いを未然に防ぐようにしてください。
犬が死に至る可能性がある野菜や果物4:ぶどう
最後に紹介するのは「ぶどう」です。
果物になりますが、ぶどうは犬に与えると死に至る可能性がある食材です。未だそのはっきりとしたメカニズムは定かではないものの、ぶどうを与えることによって引き起こされる「ぶどう中毒」によって急性腎不全に陥り命を落としたケースも多く報告されています。
ぶどうの実はもちろん皮、レーズンなども含め絶対に犬に与えないよう注意してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
犬が死に至る可能性がある野菜や果物の例として、
- 長ネギ
- 里芋
- ニラ
- ぶどう
の4つを紹介しました。
このように、人間が食べたら美味しいものであってもワンちゃんが食べたら命を脅かしてしまう危険な野菜や果物があるということが分かりました。
美味しくて健康に良い食べ物をワンちゃんにおすそ分けしたい気持ちも分かりますが、与えるのであれば害にならないものを与えるようにしてください。
度重なりますが、食べたら危険な野菜や果物を万が一食べてしまったのであれば、すぐに動物病院に連れて行き診察をしてもらったほうが大事にならないで済むかと思います。