犬の「睡眠時間」はどのくらい?
犬の1日は、睡眠時間が大半を占めています。毎日半日以上を寝て過ごしています。成犬の平均睡眠時間は約12〜15時間ですが、超大型犬に分類される犬種は、体の大きさに比例してエネルギーの消費が激しく、回復にも時間がかかります。よって、比較的睡眠時間が長い傾向にあるようです。
眠いときに見せる仕草
1.目をショボショボさせる
目を細めてまばたきを繰り返しているときは、ウトウトうたた寝をする寸前です。自然とまぶたが落ちてきて、眠りにつこうとしています。結膜や角膜に炎症が起きているときも同じような仕草をするので、涙や目やにの量の変化にも気を付けてみてください。
2.あくびをする
眠気を感じてあくびが出るのは、犬の生理現象です。まるで真似しているかのように、飼い主のあくびが伝染してあくびをすることもあるんです!飼い主との絆が深ければ深いほど、同調行動が見られるようです。
3.口をクチャクチャさせる
緊張が解けてリラックスしているときは、口をクチャクチャさせることがあります。一見不思議な行動に思えますが、ムニャムニャ寝ぼけている姿を想像してみてください☆なんとなくイメージできましたでしょうか?
4.飼い主にくっつきたがる
飼い主のぬくもりと匂いに包まれていると、犬はとても安心できるようです。眠くなると、ぴったりくっついて甘える仕草を見せます。背中を向けて寝ていたら、信頼する相手に身を委ね、まったりモードに突入しようとしています。
5.耳の内側が赤くなる
犬の平熱は約38〜39℃となっており、普段から若干体温は高めです。眠いときは体が温まり、耳の内側がほんのり赤くなります。耳には毛細血管が集まっているので、目に見えて変化が分かりやすくなっています。
頑張って眠気に耐えているのは何故?
寝てはいけない状況は、そうそうあることではないはずです。それでも、犬が必死に眠気に耐えて、寝ようとしないのは何故なのでしょうか。
《犬が眠気を我慢する理由》
- 家族が楽しそうにしているから
- まだ遊び足りないから
家族が集まってみんなでおしゃべりしていたら、一緒に混ざりたいのかもしれませんね。家族団らんの際は、是非仲間に入れてあげてください!
おまけ:寝起きに見せる仕草
前足で顔を隠す
前足を器用に使って顔を覆う仕草は、「まだ眠いから起こさないで〜…」と訴えているかのようです。眩しさを防ぎたい意図もあるのでしょうか。両手で目を隠すようなポーズを見ていると、愛しさが込み上げてきます…♡
伸びをする
同じ体勢で寝ていると、筋肉が凝り固まって硬くなります。そのため、人間が寝起きに手足を大きく動かして伸びをするように、犬も前足を前に出して伸びをします。無意識にストレッチを行い、動き出す準備をしているのです。
まとめ
今回は「眠り」に関する情報をテーマとしてお届けしました。時々犬の寝言を耳にしますが、犬が夢を見ているかどうかは立証されていないそうです。今後解明されていくと良いですね。
良質な睡眠は、長生きの秘訣と言っても過言ではありません。飼い主の皆さん、安眠できる環境の提供と疲労回復の手助けをお願いします!犬の心理状態が気になるという方は、寝相にも注目してみてください☆