1.ジャック・ラッセル・テリア
- 原産国:イギリス
- サイズ:小型犬(体高25~38㎝、体重4.5~6.8㎏)
コンパクトでありながら筋肉に富んだボディを持つ、活動的なワーキング・テリアです。足が速く機敏で、巣穴に逃げたキツネを追いつめる仕事をしていました。現在も優秀な猟犬として、世界中で活躍しています。被毛は滑らかな短毛のスムース、長毛のラフ、中間毛のブロークンの3タイプがあります。
パーソン・ラッセル・テリアと同じ血統であり、2犬種とも狩り好きだったジャック・ラッセル牧師によって19世紀のイギリスで作り出されました。2犬種は外見がよく似ていますが、ジャック・ラッセル・テリアのほうが脚が短く体高が低いです。
性格は明るく活動的で、いたずら好き。「初めて犬を飼う人には不向きな犬種」と言われることもあり、『超』がつくほどのやんちゃ犬と言えるでしょう。興奮すると物を壊したり、攻撃的になってしまったりすることがありますが、元来利口なので、子犬の頃からしっかりしつけと社会化を行えば、人懐っこく忠実な犬に育ってくれるでしょう。
小型犬ですが、必要な運動量は中型犬並みと言われています。運動量が足りないとストレスがたまり、問題行動を起こすことがあるので、1日2回、各30分程度の散歩に加え、庭や室内でたっぷり遊ばせることも必要になります。スタミナがあり利口なので、ドッグスポーツに向いています。
2.ヨークシャー・テリア
- 原産国:イギリス
- サイズ:小型犬(体高22.5~23.5㎝、体重3.1㎏以下)
『ヨーキー』の愛称で親しまれているこの犬種は、細い絹糸のようなつやつやとした被毛が特徴で『動く宝石』とも呼ばれています。テリア種の中では最小のサイズです。
イギリスのヨークシャー地方の紡績工場の工員や炭鉱夫たちが、家を荒らすネズミを退治するために19世紀中頃に作り出した犬種です。当初は12~15ポンド(約5.4~6.8㎏)と現在よりも大きく、もっと黒い毛色をしていましたが、小型化と被毛の改良が進み、現在の姿に。ブロークンへアード・テリアやマルチーズの血が入っていると言われています。
美しい容姿から優雅な印象を受けますが、実はやんちゃで活動的。元気に動き回ります。しかし、愛玩犬としての歴史も長いため、甘えん坊の一面もあり、飼い主や家族のそばにいられないとストレスがたまってしまうことも。
テリア種特有の気の強さも見られるため、子犬の頃からしつけや社会化をしっかり行わないと、わがままになったり攻撃的になったりすることがあります。
美しい被毛を保つためには、毎日のお手入れが必須です。ブラッシングを怠るとすぐに毛玉ができ、皮膚病の原因になることがあります。また被毛が伸びるので、月に1回程度トリミングを。
3.ビーグル
- 原産国:イギリス
- サイズ:小型犬(体高33~41㎝、体重8~14㎏)
スヌーピーのモデルになった犬として知られる、世界中で人気の犬種です。ハウンド(猟犬)の中で最も小さく、犬種名はフランス語で小さいを意味する『ベーグル』がなまったものと言われています。
紀元前のギリシアでウサギ狩りに使われていた犬が祖先犬で、イギリスでは古くから優秀な猟犬として活躍していました。エリザベス朝時代の上流社会では、背負いかごにビーグルを入れて猟に行くのが流行ったほど人気だったようです。
陽気でやんちゃな性格で、成犬になっても子犬のようにはしゃいで遊びます。ややマイペースな面があるため、しつけには根気が必要になることも。ひとりでいることが苦手で、寂しいと吠えてしまうので、留守がちな家庭には不向きと言われています。
吠えながら獲物を追いつめるスタイルの猟をしていたため、その名残から家庭犬となった現在でもよく吠えます。子犬の頃からのトレーニングによってムダ吠えを軽減することは可能ですが、住宅密集地や集合住宅で飼うのは難しいかもしれません。
まとめ
今回は、やんちゃな子が多い犬種の中から3犬種をご紹介しました。やんちゃな犬はいつまでも子犬のようで、飼い主にとって愛おしい存在となるでしょう。
でも一歩間違えると、手がつけられない犬になりかねないので注意が必要です。子犬のうちからしっかりとしつけや社会化を行い、他人や他犬に迷惑をかけることがないようにしましょう。
またやんちゃな犬は活発でエネルギッシュなので、毎日の散歩や遊びでエネルギーを発散させてあげることが大切です。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 匿名
今じゃ、5.9㌔。
元気いっぱい 丈夫で可愛いですよ。