犬はどんなときに嫉妬するの?
犬は自分のことを可愛がってくれる飼い主さんのことが大好きです。また、一緒にいると安心できるという信頼感から強い仲間意識を持っています。
それゆえに、シチュエーションによっては「僕の飼い主さんなのに…」とヤキモチをやいてしまうことも少なくありません。では、どのようなシチュエーションでヤキモチをやいてしまうのでしょうか。
- 新しくやってきた子犬を構っているとき
- 生まれたばかりの赤ちゃんにつきっきりのとき
- 恋人がやってきて2人で仲良くしているとき
- 散歩中に他の犬を可愛がっているとき
- スマホに夢中になっているとき
このようなシチュエーションに置かれると「僕の飼い主さんなのに」とモヤモヤしたり、自分を見てもらうために注意を引くような行動をとったりします。
犬が『ヤキモチ』をやいているときの仕草5つ
犬は私たちが気づいていないところでも、ヤキモチをやいていることがあります。ここでは、犬がヤキモチをやいているときに見せる仕草をいくつか紹介します。皆さんの愛犬はこんな仕草を見せていませんか。
1.対象との間に割って入る
最もよく見られる行動として、嫉妬している対象との間に無理やり割り込んでくる行動があります。間に割り込むことで、自分に注目してもらおうとしているのです。
例えば、散歩中に出会った他の犬と触れ合っているときに、なぜか間に割り込んでこようとすることはありませんか。これは「その子ばかり構ってないで、僕のことも見てよ!」というアピールです。
また、スマホをいじったり、雑誌を読んだりしているときに、スマホや雑誌との間にある隙間に頭を差し込んでくる犬もいます。
2.顔を前足で何度もかく
新しくやってきた子犬や生まれたばかりの赤ちゃんのお世話をしているときに、隣にやってきては前足で顔を掻いたりこすったりするような仕草を見せていませんか。
この仕草は、犬が不満を感じているときに見せるストレスサインです。この状況で顔を前足で掻いている場合は、「何でそっちばかり構うの」「僕のことも構ってほしいのに」という心理が反映されている可能性が高いです。
しかし、自分よりも小さなお世話しなければいけないという対象に攻撃的に出ることもできず、隣で静かにこのような仕草を見せているのです。
3.「ふんっ」と短いため息をつく
犬は不満を感じているとき、「ふんっ」と短いため息をつくことがあります。「そっちばかり構って、僕のことを見てくれないなんて」「暇なんですけれど」といった心理状態です。
すぐ隣で短いため息をついている場合は、飼い主に対するアピールの意味も込められています。対して、少し離れた場所で短いため息をついている場合は、「もういいよ」とヤキモチをやき過ぎて呆れている可能性があるので注意が必要です。
4.拗ねたように少し離れた場所で寝そべる
何度も「構って」とアピールしているにもかかわらず、飼い主がずっとスマホやテレビを見ていたり、赤ちゃんばかりを見ていたりする場合、拗ねたように少し離れた場所で寝そべって見せることがあります。
「どうせ構ってくれないんでしょう」「もうふて寝してやる!」というような心理状態が考えられます。忙しいときは「ちょっと待っててね」と優しく声をかけ、後ほど思う存分遊んであげてくださいね。
5.遠くから見つめながら鼻を鳴らす
あまりにも他の対象ばかりを見ていると、ヤキモチから寂しくなってしまい、少し離れた場所から飼い主の様子を伺い、「クゥ〜ン」と切なそうな鳴き声を出すことがあります。
「お願いだから気づいて」「僕も寂しい思いをしているんだよ」と、どうにか飼い主さんに伝わってほしいという思いからくる行動です。ストレスが強く溜まっている可能性があるので、なるべく早くコミュニケーションを取ってください。
まとめ
犬は飼い主が他のものにばかり気を取られていると、ヤキモチをやいてしまいます。その状態を放置していると、ストレスが強くなり、問題行動に発展する恐れもあるので、ヤキモチをやいていると察したら、なるべく早くスキンシップをとったり遊んだりして、愛情を注いであげてください。