犬が寝る前にくるくる回る心理1:心地良いと思える寝床を作りたい
犬が寝る前にくるくる回る心理としてまず紹介するのが「心地良いと思える寝床を作りたい」というものです。
くるくる回ることによって横たわる場所を平らに整えて寝心地をよくしようと考え、このような行動をとると考えられています。人間が寝心地をよくするために枕の形やシーツを伸ばすなどして寝る環境を整えるのと同じです。
つまり、ワンちゃん達も私達と同じように心地よい寝床で眠りたいという気持ちを持っているということです。
犬が寝る前にくるくる回る心理2:安全確認をしている
犬が寝る前にくるくる回る心理として次に紹介するのが「安全確認をしている」というものです。
寝る前に周囲に脅威となるものがないか確認するための行動であり、簡単に安心して眠ることが出来なかった野生時代の犬の日常を想像させられる行動であるともいえます。
とはいえ家庭内で暮らしているワンちゃんの場合、そのような危険とはなかなか縁がありません。そのため周囲の脅威といっても嫌な臭いのする物が近くにないか、飼い犬さんが近くにいるかなどの独自のこだわりが起因している行動であると考えるのが自然かもしれませんね。
犬が寝る前にくるくる回る心理3:祖先の名残りから本能的に
犬が寝る前にくるくる回る心理として最後に紹介するのが「祖先の名残り」が関係しているというものです。
犬が寝る前にくるくる回る心理や理由には様々なものがあげられますが、犬の祖先とされるオオカミから受け継がれている本能の名残りが起因しているという説も。常に危険と隣り合わせの生活を送っていた野生のオオカミたちは、寝る際も常に気を張っていなければなりません。
群れの仲間や自分自身を守るためにくるくると周囲を回って安全を確認していた名残から「特に理由はないけれど、こうしなければ落ち着かない」と、現代の犬達も本能的に自然ととってしまう行動なのかもしれませんね。
まとめ
このようにワンちゃんが寝る前にくるくる回るのにはいくつかの理由や習慣が由来しているということがわかりました。共通していえることは、安心して快眠したいという気持ちが行動に表れていて、その気持ち自体は私たち人間と変わらないということです。
そのため、ワンちゃんが寝る際にくるくる回っている姿を見た際はなるべくそっとしてあげて見守るようにしてください。ワンちゃんも信頼している飼い主さんが見守ってくれることによって安心して寝る準備をすることが出来るはずです。また、その際にワンちゃんの気持ちを考えてみることによって更に距離が縮むような気がします。