1.リビング
リビングは家族が一番集まりやすく、食事をしたり、団らんをしたりする場所で、人間にとってもソファを置いたり、カーペットを敷いたりしているだけでなく、人間も適温で過ごせるように室温も調整しています。
ただ環境が良いだけでなく、犬にとったら大好きな家族のニオイがして、家族の温もりに触れることができる場所でもあります。
2.庭に面した掃き出し窓の側
冬は窓を閉めていても、家の中から庭を眺めるのが好きな犬は多いようです。また、夏は網戸を開けているため、風が心地よいのか、窓際で転寝をしていたり、植栽にやってくる蝶や蜂を眺めたり、鳥が来るのを飽きることなく見ているときもあります。
また、もしかしたら外から侵入者が来たとき、いち早く気付けるように警備している気持ちでいるのかも知れません。
3.外が見える出窓
我が家は二階建てで、二階の窓は出窓になっていて道に面しています。その出窓へ登れるように椅子などを階段代わりに置き、出窓の内側に座布団を置いて、愛犬が長時間その場所で過ごせるようにしています。
その場所は、春と秋は陽気が差し込んで日向ぼっこをしながらお昼寝をするのにちょうどよく、また、電線に止まるスズメなどの鳥もよく見えるので、春や秋になると同居の猫と一緒にほぼ一日その場所にいます。愛犬にとって出窓は、「昼下がりの居間」のような場所なのでしょう。
4.玄関
夏場は、玄関付近がひんやりと涼しく、靴を脱ぐ場所(たたき)で腹ばいになっていることが多いです。また、夜になると仕事に行っていた家族が次々と帰ってくるので、帰宅時間間際になると、玄関で待ちわびています。
5.取り込んだ洗濯物の上
飼い主さんが脱いだばかりの服の上に乗るのも好きですが、取り込んだばかりの洗濯物の上に乗るのも好きな犬は多いのではないでしょうか。
私たち人間がどんなに良い香りの柔軟剤や香り付け専用の洗剤を使っても、愛犬たちには私たちの衣服に染みついた、それぞれのニオイを嗅ぎ取れるのでしょう。
私たちが愛犬の肉球のニオイを好んで嗅いだり、寝起きのお腹付近のニオイを嗅いだりして幸福感と愛しさで胸がいっぱいになるように、愛犬も洗濯物や脱ぎ散らかした飼い主さんの衣服から飼い主さんのニオイを嗅いで、そのニオイを自分の体につけて、より安心し、愛情を感じて幸せな気持ちで心が満たされるのかも知れません。
まとめ
もともと犬は、暗くて狭い場所にいると心が落ち着く習性をもっている…と言われていますが、家族の一員として人と一緒に暮らしている犬は、自分なりに心地よい場所で過ごすのが好きなように思います。
外から吹き込んでくる風が心地よかったり、外を眺めて飛んでいる鳥や外を歩く人を眺めたりして退屈しのぎをしているのかもしれません。また、夏は風が通って寝転んでいても涼しい場所、冬はポカポカと太陽光が差し込んで暖かい場所を好むようです。
そして、なにより季節に関わらず愛犬が一番好きな場所がわかりました。実は、この記事を執筆するにあたり、何人か犬を飼っている人にも「愛犬の好きな場所」について尋ねてみると、「夜はリビングにいることが多い」という意見がとても多かったのです。
というのも、夜のリビングは、特に家族が集まりやすい場所です。これは、やはり犬は家族の側にいるのが一番好きで、きっとその場所が一番心が安らぐからでしょう。きっと、愛犬にとって「家の中で好きな場所」とは「幸福感で満たされる場所」でもあるのでしょう。
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女性 匿名