犬は飼い主のことをどんなふうに思っている?
犬にとって「飼い主」とは、どんな存在なのでしょうか。家族?それとも友達?仲間?または相棒?当然ながら、直接問いかけることはできません。
お迎えしたときの犬の年齢にもよると思うので一概には言い切れませんが、いずれであっても信頼できる相手として認められているのは間違いなさそうです。
犬が人によって態度を変える理由
1.遊んでくれる相手を大事にしている
犬が好きなのは「一緒に遊んでくれる人」です。楽しい!嬉しい!気持ちにさせてくれる人に対して笑顔を見せ、遊びに誘うのが得意です。留守番中は一人で遊ぶこともありますが、本当は体を動かして飼い主と一緒に遊びたいと思っています。
2.利害関係を把握している
犬と人との間には、見えない絆があります。一方で、共存して生きていくためには、必ず人の力が必要です。精神的な繋がりに加え、利害関係を把握している部分は少なからずあるはずです。快適に暮らすための家、栄養摂取のための食事、どちらも人が与えているということを、犬は理解しています。
3.落ち着いている人を選んでいる
うるさく騒ぐ人よりも、のんびりと落ち着いている人の側を心地良く感じています。休日に家でゆっくりしていると犬が隣にやって来るのは、時間に余裕がある状況を雰囲気から感じ取っているのでしょう。
犬に嫌われやすい人の特徴
初対面から犬に距離を置かれてしまう方は、まず自分の行動を振り返ってみましょう。犬に嫌われやすい人には、以下のような特徴があります。
《犬が嫌がるのはこんな人!》
- 横柄な態度をとる
- しつこい
- 怒鳴ってばかりいる
- 驚かせようとする
- タバコを吸っている
どれか当てはまる行動はありましたか?犬と仲良くなるためには、自らの行動を改善することから始めてみましょう。
犬の「人見知り」
犬の人見知りは「生まれ持った性格」と「発達段階の社会経験有無」の2つが大きく起因しています。我が家で飼っているチワワ2匹が偶然にも真逆の性格なので、実例を元にお伝えしたいと思います。
《先住犬:14歳》
- 性格:人見知りで怖がり
- お迎え時の同居ペット:なし
- 幼犬期の外出先:公園、ドッグカフェ
- 知らない人への態度:近付かない、吠える
《後輩犬:5歳》
- 性格:活発で社交的
- お迎え時の同居ペット:犬1匹、猫1匹
- 幼犬期の外出先:親戚の家、ドッグラン、旅行
- 知らない人への態度:すぐに懐く
上記の違いを見ると、子犬の頃から周囲の人と触れ合うきっかけがあったかどうかが着目すべき点です。先住犬よりも後輩犬の方が、他人と接する機会が多いことが分かります。2匹同時に連れ出すことが増え、先住犬の人見知りも昔よりは直りつつありますが、幼犬期と成犬期では、順応速度に明らかな違いがあります。
まとめ
家族に限らず、外出先で出会う人にも「愛想を振りまく」「見向きもしない」など、犬の反応は様々です。人見知り過ぎるのも困りますが、誰にでもついていってしまうような甘えん坊も、それはそれで切なくなります(笑)。
飼い主が苦手な人に対しては犬も警戒心を見せるようなので、愛犬と飼い主は以心伝心で、想いが通じ合っているんですね!いつまでも愛犬にとって一番の存在でいられるよう、1日1日を大切に過ごしましょう♡