犬がいつもより甘えてこないときの心理
「今日はいつもより甘えてくる頻度が少ない…何で?」と不安になることはありませんか。犬がいつもより甘えてこないときは、様々な理由が考えられます。ここでは、犬がいつもより甘えてこないときに考えられる心理を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1.飼い主が怒っていると思っている
何らかの理由で飼い主が怒っている、不機嫌だと勘違いしている場合、犬も飼い主のことを怖がっており、甘えてこないことがあります。飼い主に叱られた後であれば「まだ怒っているかも…」と思っているのでしょう。
心当たりがない場合でも、飼い主のいつもより乱暴な言動を見て「不機嫌だ…近寄らない方がいいかも」と感じている可能性は否めません。その日の自分の行動を思い返してみましょう。そして、優しく「おいで」と声をかけてあげてくださいね!
2.「構って」アピールを無視されて拗ねている
「何度も構ってとアピールしたのに、飼い主が構ってくれない…」と拗ねているときも、犬はいつもより甘えてこないことが多いです。この場合は「もう知らない」と拗ねているので、飼い主が呼んでも冷たい態度を取ったり無視をしたりすることがあります。
無理に構ってしまうとストレスが溜まってしまう恐れがあるので、時々様子を見つつ、愛犬から再び近寄ってくるのを待ちましょう。拗ねているだけであれば、比較的すぐに近寄ってくることが多いですよ。
3.飼い主が忙しそうにしているから遠慮している
家事や在宅勤務などで飼い主が忙しそうにしている姿は、犬もしっかり観察しています。飼い主の様子を見て「忙しそうだから今は1人で遊んでいよう」と空気を読んでいる犬も意外と多いです。
このような状況では、愛犬がじっと少し離れた場所から飼い主の様子を窺っていることが多いです。一段落したら「終わったよ」「遊ぶ?」などと声をかけて「もう忙しくないよ」とアピールしましょう。
4.ほかに注意を引くものがある
普段とは少し違う環境や違う状況である場合、その原因となるものに注意を引かれ、飼い主に甘えてこない犬も多いです。好奇心から注目しているケースもあれば、警戒心からジッと注意深く観察しているケースもあります。
特に家の外から聞こえてくる音に敏感に反応していることが多いので、家の外で工事などが行われていないか確認しましょう。ほかにもイベントごとが行われていたり、天候が悪化したりしている場合も、そちらに注意が行き、飼い主に甘えてこないことがありますよ。
5.静かにゆっくりと休みたい気分
飼い主のことが大好きな犬であっても、1匹で静かに過ごしたいと思うことはあります。特に甘えん坊な犬は、どうしても飼い主と遊ぶことを優先しがちで、休息を十分にとっていないことが多いです。
そのため、時々飼い主から少し離れた場所で、静かにゆっくり休息をとることもあります。名前を呼ぶと振り返るなど、通常と同じ反応は返してくれるので、このようなときはそっとしておいてあげてください。
6.安心しきっている
いつもは仕事などで外出する飼い主が、今日は外出準備をせずのんびり過ごしている…という場合は、「今日はお留守番がない。飼い主さんと一緒にいられる」と安心し、近寄ってこないことがあります。
甘えなくても飼い主が一緒にいてくれるという安心感から、あえて甘えてこないのです。この場合は、離れた場所にいてもリラックスするように全身の力を抜いていたり、名前を呼ぶとすぐに駆け寄ってきたりと元気な様子を見せていることが多いです。
7.体に異変を感じている
自分の体に異変を感じている場合、不安から飼い主から離れようとしない犬もいれば、少し離れた場所でジッと動かず、安静に過ごすことを選択する犬もいます。
いつもは活発に動き回ったり、ごはんもたくさん食べたりする愛犬が、今日はなぜか同じ場所から動かない…ごはんもあまり食べてくれなかったという異変が見られた場合は、何らかの体調不良を感じている可能性があります。
時折ぶるぶるっと震えるような様子を見せている、呼んでも動こうとしないといった異変を見せている場合は、一度かかりつけの動物病院で診察してもらいましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬がいつもより甘えてこないときは、同じような状況であっても様々な理由が考えられます。愛犬の様子やその日の状況を総合的に判断し、どのような心理状態で甘えてこないのかを読み解きましょう。