犬が部屋や家具をボロボロにしてしまう原因6つ
犬と人間の共存は難しい!そう痛感するのは、愛犬に部屋の中をボロボロにされた瞬間ではないでしょうか。いくら愛犬に「ダメ!」としつけても理解してもらえず、気づいたときには床や家具がボロボロに…。
このような犬の困った行動には何らかの原因があります。犬が部屋をボロボロにして困っている!という方は、次の原因に当てはまるものがないか探りましょう。
1.好奇心
犬にとって目に見える物すべてに興味が湧き、好奇心を刺激されるものです。噛む、引っ張る、掘るという犬の行動は日常的なコミュニケーションでもあります。何もしつけなければ、家中の物をボロボロにしてしまうでしょう。「ダメ!」としつけても限界があるので、しっかり対策を取るのが大切です。
2.ストレス
犬が夢中になってクッションをボロボロにしている姿は、なんだか清々しくも見えますよね。この行動はストレスが原因であることも多いです。目についた物を体を使ってボロボロにする行動は、犬にとってストレス発散に。
飼い主としては悲鳴をあげたくなるものですが、まずはその原因を探ってみましょう。最近遊んでいなかった、運動不足だったかもしれないなど、何らかの原因が見えてきます。
3.おもちゃと区別できない
部屋をボロボロにする犬の多くが、おもちゃと家具の区別ができていません。子犬だけではなく成犬も同じです。ロープで引っ張り合いをして遊んだあと、部屋の電気コードをかじってしまっても仕方がない部分があります。
しつけ次第で、犬のおもちゃ以外で遊ばないようにすることは不可能ではありません。しかし、室内飼いをする以上、愛犬が過ごしやすい環境を作ってあげることも大事ですね。
4.飼い主の気を引いている
犬は飼い主さんの反応をしっかり見ているため、ボロボロにすることで「遊んでもらえる!」と思い込んでいるケースもあります。椅子の足がかじられたのを見て「やっちゃダメ!」と叱りつけたくなりますよね。
しかし人間がいくら叱っても、犬は叱られていることを認識できません。むしろ「構ってもらえる!」と覚えてしまうのです。ですので、愛犬がイタズラをしても無言で片付けることが大切です。
5.犬の習性
犬が必死に床やソファーを掘っている行動を目撃したことありませんか?この行動はまさに犬の習性から出る行動です。運動をしていないとストレスが溜まり、つい目の前にある物に当たってしまう行動に出てしまうことも。こうした習性を理解することで、愛犬が過ごしやすい環境作りにも活かせるようになります。
6.歯がムズムズする
家具や物を噛んでしまう行動は子犬によく見られます。これは歯が生え始めたときに感じてしまうムズムズを解消させるために見られるよくある行動です。犬も人間の赤ちゃんと同じように扱い、口の中に危険な物を入れないよう注意しなければなりません。
部屋をボロボロにさせないための対策
犬が部屋をボロボロにしてしまう行動は、次のような対策をするとある程度解決できます。犬の習性や心理を人間が理解しつつ、愛犬が暮らしやすい環境を整えましょう。
犬の行動範囲に物を置かない
まず、犬が過ごす部屋はシンプルを心がけましょう。家具も最低限の物に抑え、犬が届く範囲に物を置かないようにして叱る機会をなくすことが大切です。
シートやカバーで保護する
壁やソファーがボロボロになって困る!という方におすすめなのが、犬対策用の保護シートやカバーです。壁に貼るタイプのシート、ソファーに被せる便利なカバーなどは家を留守にするときにも役立ちます。そのほかにも、電気コードカバーやコンセントカバーを装着して犬が感電しないよう配慮もしましょう。
防止スプレーを使う
椅子の足や家具の角を犬がかじってしまう!というときは、防止スプレーを利用してみましょう。スプレーをするだけで犬が嫌な臭いが付いて近寄らなくなります。
柵を設置する
好奇心旺盛な犬がキッチンなどに入ってくると危険!という方には、柵の設置をおすすめします。犬の行動を制限することでお互い危険な目から逃れることができ、飼い主さんのストレスも減らせます。
まとめ
犬を飼うと毎日が楽しくなる分、困った場面も増えてしまうもの。しかし、飼い主さんが愛犬がイタズラをする機会を減らしてしまえば叱る回数も減りますし、ケガをする場面もなくなります。
最近では、便利なイタズラ防止グッズも多数見つかります。ぜひ工夫をしながら、お互いが気持ちよく過ごせる環境を作ってくださいね!