わんこの清潔はこうして保つ!コツまとめ
1.何はなくともブラッシング
わんこの衛生状態を保つためにはさまざまなケアがありますが、基本はやはりブラッシングです。被毛が長いか短いか、シングルコートかダブルコートか、換毛期かそうでないかによっても必要な頻度は異なりますが、定期的なブラッシングは欠かせません。
毛並みを整えて美しく見せたり、異物や不要な被毛を取り除いて風通しを良くすることで皮膚の健康を保ったりするのはもちろん、ブラッシングでわんこの身体に定期的に触れることで異常や不調にも気づきやすくなります。
また、ブラッシングはスキンシップの一環にもなりますから、愛犬との絆を深めるのにも一役買ってくれます。
2.分泌物をしっかり拭き取る
動物は日々、体内からさまざまなものを排出して生きています。おしっこやうんちといった排泄物はもちろんですが、涙や目やに、よだれ等もその例です。
これらの体分泌物を放置していると汚れの原因となり、不潔な状態を作り出してしまいます。濡れタオルや犬用または赤ちゃん用のウェットティッシュ等を用いてこれらをしっかり拭き取ってあげることも大切です。
3.お散歩後の足裏ケア
わんこが不潔になってしまう要因は生理的なものの他に、お散歩やお出かけで汚れが付着してしまう外因的なものもありますよね。
特に汚れやすいタイミングといえば毎日のお散歩。お散歩から帰ってきたときの足裏ケアは怠ることができません。毎回水洗いをしている人、タオルで大まかな汚れを拭き取るだけの人等、さまざまな方法があると思いますが、いずれにしても汚れをしっかり取り除いてしっかり乾かすことが大切です。
毎日洗うと肉球が乾燥してひび割れを起こすこともありますので、肉球ケアクリームを塗ることもお忘れなく。
4.プロの手も上手に借りる
わんこを清潔に保つために意外と大切なのが、プロの手を上手に借りるということです。ブラッシングやシャンプーなどのこまめなホームケアが大切なのはもちろんですが、ホームケアだけではどうしても難しい部分や見落としがちな部分、不十分になってしまう部分もあるのが事実です。
トリミングサロンでのシャンプーやトリミング、獣医師による歯石取り等、時にはプロにお任せすることで行き届かない部分をフォローしてもらいましょう。
5.やりすぎ注意
そしていずれのケアも大切なのは、くれぐれもやりすぎないということです。清潔な状態を保つことは大切ですが、動物が生きていくうえで「完璧な清潔状態」はありえませんし、それは好ましい状態でもありません。
ブラッシングはやりすぎると必要な被毛まで抜いてしまったり、皮膚を傷つけてしまったりします。シャンプーのやりすぎは必要な皮脂まで取り除いてしまい、かえって皮膚トラブルを招きます。
油断大敵!不潔が招くリスク
ニオイがきつくなる
不潔な状態が一番わかりやすいのがニオイです。汚れや異物はもちろん、余分な皮脂や古い抜け毛等を放置していると、それが悪臭の原因となります。
皮膚疾患を引き起こす
身体が不潔であるということは皮膚の衛生状態が悪いということです。すると皮膚炎やアレルギー等の皮膚疾患を引き起こしやすくなります。
皮膚疾患はかゆみや痛みを伴うのでわんこに苦痛を与えてしまうのはもちろん、塗り薬を舐めてしまわないようにわんこの行動を制限しなければならない等、治療中にもストレスがかかってしまいます。
病気を見落としてしまう
不潔な状態が続くと腫瘍などの病気を見落としてしまうことがあります。思いのほか痩せていたり、腹水が溜まっていることに気づけなかったりということも考えられます。定期的に手入れをしないと変化に気づくことができません。
不潔な状態がさらに不潔を招く
見るからに不潔であったり悪臭がするようなわんこは、やがて触ることを躊躇してさらに不潔になってしまいます。周囲の人に迷惑がられて白い目で見られてしまいます。
人懐っこいわんこであれば、それはわんこ自身にとってもとても悲しいことです。ちゃんと面倒を見ず、放置していると思われてしまういますので定期的にトリミングに出すようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?健康で清潔でいてこそ、わんこは幸せに暮らせるともいえます。愛犬を清潔な状態に保つことは飼い主の義務の1つといっても過言ではないでしょう。