犬がポジティブ思考になる飼い主の行動
犬をポジティブにするのもネガティブにするのも飼い主さんの行動次第です。犬のポジティブ思考とネガティブ思考は生まれ持った性格であることもありますが、飼い主さんと一緒に暮らすうちに生まれた思考であることもあります。
もし、自分の何気ない無意識の行動によって愛犬をネガティブにしてしまったのだとしたら申し訳なく思います。でも、改善することだってできます。生まれ持ったネガティブ思考な犬をポジティブにすることだってできます。ぜひ愛犬との毎日が楽しく笑顔の溢れる暮らしになるよう行動してみましょう。
1.「褒められる行動」を覚えさせること
犬が行動した時、どのように対応するでしょうか。頭を撫でて褒める、体をわしゃわしゃと撫でて一緒に喜ぶ、ご褒美のおやつを与えるなどがありますね。行動に伴って良い出来事が起こると犬は褒められる行動であることを理解することができます。
すると、自ら褒められる行動をするようになります。褒められる行動をする時の犬の様子はポジティブそのものです。褒められることを理解しているからこそポジティブな明るい思考でいられるのです。そんな愛犬の様子を見ると、飼い主さんの心だって明るくポジティブでいられます。
2.「触れ合う機会」を与えること
ネガティブな犬には不安・緊張・恐怖などの気持ちが常にあります。主な原因は社会化不足です。犬社会または人間社会を十分に学べていません。吠えるから、怯えるから、逃げ出そうとするからなどを理由にして、愛犬が自分や家族以外の人や犬と触れ合う機会を絶ってしまっているからです。
犬をポジティブにするのは飼い主さんと同じく人です。または同じ犬です。猫や他の動物である可能性もあります。飼い主さんや家族との暮らしの中では味わうことのできない新しい出会いが犬をポジティブにします。
ぜひ他の人や犬と触れ合う機会を与えてあげてください。飛びかかる、威嚇して吠えるなどの問題行動がある場合には、少しずつで構いません。
3.「自信」を持たせること
ポジティブな犬とネガティブな犬の違いはお留守番の時によくわかります。ポジティブな犬は、暇や退屈と上手く付き合うことができ、お留守番中の快適な過ごし方を理解しています。外から聞こえてくる人の声や物音に敏感に反応することはありません。自信を持っているからです。
一方、ネガティブな犬はお留守番に常に不安を抱えています。暇や退屈をしのぐため、ストレスを緩和させるために家具や物を噛んでボロボロにするなどします。不安や恐怖で鳴いたり吠えたりします。自信がないからです。犬をポジティブにするためには、犬に自信を持たせてあげることです。
犬は自ら進んで行動し、その行動を褒めてもらうことで自信を持ちます。ですから、犬自身に考えさせて行動させることが必要です。
簡単な方法では、お散歩中に車道を渡る時、渡る前に犬が自ら止まったら思いっきり褒めてあげます。飼い主さんの指示がなくても止まることができる、褒められる、自身がつく。このような機械をたくさん用意してあげてください。
まとめ
犬をポジティブにすることができる方法を3つ解説しました。
- 「褒められる行動」を覚えさせること
- 「触れ合う機会」を与えること
- 「自信」を持たせること
飼い主さん自身が普段このようなことのための行動ができているでしょうか。つい、犬をネガティブにしてしまう行動をしてしまいがちです。ネガティブな犬に対しては怒ったり叱ったりしてばかりだと反省することもあるでしょう。犬をポジティブにするためには犬に自信を持ってもらうことが近道です。