1.楽しくて仕方ない!
お散歩はわんこにとって待ちに待ったお楽しみの時間!「お散歩」というワードを聞いただけで興奮しだしたり、リードを見ただけで玄関に駆けつけたりする子もいますよね。喜びと興奮でテンションが高まると、はしゃぎついでにリードを噛んでしまう場合があります。
「もっともっと遠くに行きたい!」「もっと速く歩こうよ!」とはやる気持ちを抑えられずに、手近なところにあるリードを噛んだり引っ張ったりしてしまうのです。リードをロープのおもちゃと混同していて、飼い主さんと遊んでいるつもりになってしまっていることも考えられます。
出発前に落ち着かせる
はしゃいでいる姿は可愛いですが、そのまま外を散歩していると危険です。この場合にはとにかくわんこを一度クールダウンさせることが必要です。わんこがはしゃいでいるうちは無理にリードをつけることはせず、わんこがリードを噛まなくなって落ち着いたら改めてリードをつけ、「落ち着かないとお散歩には行けないんだ」ということを教えましょう。
リードをつける前に「オスワリ」のコマンドでクールダウンさせるのも良いでしょう。お散歩中も同様で、リードを噛み始めたら立ち止まって動かず噛むのをやめたら歩き出す、ということを繰り返します。
リードをおもちゃ代わりにしているようなようすがある場合には、噛んでいいおもちゃを代わりに与えることで「リードは噛んでいいものではない」ということを教えていきます。
2.歯の生え替わりでかゆい
わんこは生後半年頃から1歳頃までにかけて、乳歯が抜けて永久歯に生え替わります。この生え替わりの時期は歯がむず痒くなるため、何でもかんでも噛みたくなってしまいます。リードだけでなく、家具や小物などまで噛んでしまうことが多いので、この場合はすぐにわかります。
噛んでいいおもちゃを与えて生え替わりを待つ
この時期の破壊衝動はいたしかたない部分も大きいので、とにかく噛まれたくないものは噛まれないように遠ざけて、生え替わりが終わるのを待つしかありません。生え替わりを手伝うために、噛んでいいおもちゃを与えてあげれば対象がそちらに移るでしょう。
3.お散歩が怖い…
お散歩が楽しくて仕方がない子がいる一方で、子犬や保護犬の中には外の世界に慣れずにお散歩が怖いという子もいます。すると恐怖から来るストレスを発散するためにリードを噛んでしまうのです。
むやみに叱りつけたり、無理にお散歩に連れ回したりするとリードが恐怖の対象になってしまったり、トラウマの原因になってしまったりすることがあるので注意が必要です。
わんこのペースでお散歩に慣らす
わんこがお散歩や外の世界を怖がっている場合には、わんこのペースに合わせて徐々に慣らしていくことが重要です。短時間、近距離から始めて、慣れてきたら徐々に時間と距離を長くしていきます。怖がらずリードを噛まずに上手に歩けたら、ごほうびのおやつをあげるのもモチベーション維持に役立ちます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?スムーズで安全なお散歩をするためにも、リードの噛み癖には矯正が必要です。噛んでしまう原因をしっかり見極め、原因に合った対策をとるようにしましょう。