犬にとっておもちゃで遊ぶこととは?
ペットショップへ行くと犬用のおもちゃがたくさんあって、犬の飼い主さんは見ているだけでワクワクするのではないでしょうか。犬にとっておもちゃを使って遊ぶことは、ストレス発散や運動不足の解消になるほか、飼い主さんとのコミュニケーションになったり、楽しみながら様々なことを学ぶ絶好のトレーニングのチャンスになったりもします。
でも実は犬のおもちゃでしてはいけない行為があり、飼い主さんがそのNG行為をしてしまうと様々な弊害が出てくるので注意が必要です。そこで今回は、犬のおもちゃで絶対してはいけない『NG行為』をご紹介したいと思います。
犬のおもちゃで絶対してはいけない『NG行為』
1.出しっ放しにする
おもちゃは愛犬がいつでも遊べるようにしておいたほうがいい気がしますが、おもちゃの出しっ放しはNGです。好きなおもちゃで好きなだけ遊んでいるとすぐに飽きてしまったり、執着が強くなってしまったりする可能性があります。
また、おもちゃが出しっ放しだと犬がいつでも飼い主さんを遊びに誘える状態となるため、犬が主導権を持った遊び方になってしまいがちです。犬が主導権を持った遊び方をしていると、ワガママになってしまうことがあります。
おもちゃは遊び終わったら愛犬の届かない場所に片付け、飼い主さんが管理するようにしましょう。そして遊ぶタイミングも遊ぶおもちゃも飼い主さんが決めて、飼い主さんが主導権を持つことが重要です。
2.破損したものを与える
愛犬のおもちゃが破損していても「お気に入りだから」「もったいないから」といって、愛犬に与え続けていませんか?小さな破損も遊んでいるうちに致命的な破損が生じて、破片や中綿などを誤飲してしまう恐れがあります。
犬のおもちゃは消耗品です。頑丈そうなおもちゃもいずれ破損してくるので、愛犬のおもちゃはこまめにチェックしましょう。そして破損しかけているものは処分をして、新しいものを用意してあげましょう。
3.無理やり取り上げる
愛犬が口にくわえたおもちゃを離そうとしないときに、無理やり取り上げてはいけません。「無理やり奪われた」と感じた愛犬は次から、くわえたものは絶対に渡すまいと逃げ回ったり、唸ったりするようになるかもしれません。
そうなってしまうとモッテコイ(投げたボールやおもちゃを持ってこさせる遊び)ができなくなるばかりでなく、危険なものをくわえたときに誤飲してしまう可能性が高くなります。
おもちゃは無理やり取り上げずに、くわえたものを口から離す『ちょうだい』を遊びを通して学ばせましょう。投げたボールやおもちゃを愛犬がくわえて持ってきて口から出そうとしたタイミングで「ちょうだい」と言い、口から出したらほめてまた投げます。これを繰り返していくと『ちょうだい=口からものを離すこと』と学習します。
4.興奮させすぎる
飼い主さんと一緒におもちゃで遊んでいると楽しすぎて、犬の興奮度がマックスになってしまうことは少なくありません。興奮しすぎるとオスワリなどの指示も耳に届かなくなり、制御不能の状態になってしまうことがあるので注意が必要です。
おもちゃをくわえながら唸ったり、激しく頭を振ったりするのは興奮してきているサインなので、一旦クールダウンを。オスワリやフセをさせて、完全に落ち着いたらまた遊びを再開しましょう。
まとめ
今回は、犬のおもちゃで絶対してはいけない『NG行為』を4つご紹介しました。うっかりやってしまっている行為はありませんでしたか?
犬はおもちゃで遊ぶことによって、様々なメリットを得ることができます。飼い主さんも一緒に楽しく遊べば、絆を深めることもできます。NG行為に気をつけながら、愛犬の好みやシーンに応じたおもちゃで楽しい時間を過ごせてあげましょう。