飼い主が喧嘩中の犬の心理
悲しい気持ち
自分の家族が口論していたら、犬だって嫌なはずです。険悪な雰囲気を感じ取り、震えることだってあるでしょう。喧嘩が終わった後も飼い主が不機嫌だったり、泣いている姿を見たら、犬が悲しい気持ちになるのは容易に想像出来ます。
ストレスを感じている
喧嘩中は感情が昂っているため、冷静な判断が出来なくなります。感情的になって、愛犬が近くにいることすら忘れてしまうんですよね。犬は争いごとが嫌いなので、怒鳴り声はストレスの元です。おなかを下したり食欲不振に陥るのは、ストレスから来る症状です。
喧嘩はやめて!犬の取る仕草
1.飼い主の手を舐める
飼い主の注意を自分に向けさせようとするとき、手を舐めることがあります。「どうしたの?大丈夫?」と心配してくれているのでしょうか。家族を想う愛情深さが感じられる仕草です。
2.間に割って入る
飼い主を落ち着かせようとする行動に、間に割り込む動作があります。これは、牽制に加えて自らの不快感を伝えようとしています。居心地が悪く、「もう喧嘩は見たくないよ!」と喧嘩を仲裁しようとしているのでしょう。
3.クンクン鳴く
弱々しい声でクンクン鳴くときは、不安を訴えている合図です。クンクン鳴きは甘えるときにも使われますが、声のトーンによって意味合いが変わってきます。自分が怒られていないと分かっていても、言い争う声は犬に恐怖を与えています。
4.周りをウロウロする
精神的に不安定になると、部屋の中をウロウロと歩き回り、落ち着きがない様子を見せます。喧嘩を止めたくても、どうしたらいいか分からないのでしょう。大好きな家族が喧嘩し、傷付く姿を決して見たくはないのです。
5.吠える
犬の吠えには色々な感情が隠されています。飼い主の喧嘩中に敢えて吠えているときは、「喧嘩はダメ!仲直りしなくちゃ!」という気持ちが込められている気がします。犬に注意が移り喧嘩を中断したら、まんまと策略に乗せられていますよ!
犬にとって、飼い主の喧嘩は悪影響?
飼い主の喧嘩は、犬に悪影響を与えるのでしょうか。答えは当然「Yes」です。継続的に過剰なストレスがかかると、「常同症」「肥満症」「無気力症」など、心の病気を発症しやすくなります。
喧嘩をせずに済むならそれが一番ではありますが、やむを得ず喧嘩が勃発しそうな場合には、別室へ移動し、犬の前での口論は避けて下さい。
家庭円満の秘訣は「愛犬」?
犬は場の空気を和ませるのが上手です。見た目の可愛さだけに留まらず、愛嬌たっぷりの仕草で家族みんなを笑顔にしてくれます。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、心にゆとりを与えてくれる存在だと私は思っています。
人間って心に余裕があると、ポジティブな思考になって穏やかに過ごせるんですよね。平穏な生活を守る家庭円満の秘訣は「愛犬」かもしれません♡
まとめ
思い切り本音を言い合う機会、たまには必要だと思いますが、喧嘩は結構な労力を使いますし、何より愛犬を不安にさせます。一人の時間を作ったり、他にイライラを解消する方法があれば、喧嘩なんてしなくて済むと思います。最近話題の「アンガーマネジメント」も感情コントロールの手法です。興味がある方は調べてみて下さいね☆