①ケージに布を被せる
愛犬のくつろぎ場所がケージである場合におすすめの防寒対策です。ケージは各面が柵状になっているので、風や冷気が通り抜けます。ケージに布を被せてあげると冷気をシャットダウンでき、中の保温効果が高まります。
また布で覆われることで暗く狭い空間になるため、犬の安心感も高まることが期待できます。毛布のようなあったか素材の布をかけると、より保温性が増すでしょう。
②断熱素材のマット
床からの冷気をシャットアウト!
犬は床からの距離が近く寝転んでくつろぐことも多いので、おうちの「底冷え対策」も効果的です。愛犬のくつろぐ場所に断熱材の敷物を敷いてあげることで、床からの冷気を和らげることができます。ケージやサークルの底や、愛犬が過ごすお部屋に敷いてあげると床がヒヤッとするのを防ぐことができます。
トイレと勘違いしやすいので注意
ただし、ふわふわの感触は犬がトイレシートと間違えやすいところに注意が必要です。犬はトイレをニオイや場所だけでなく、トイレシートの感触で覚えることも多いため、マット類の感触で勘違いして失敗してしまうことが少なくありません。汚れても掃除がしやすいものや、ペット用として販売されているマットを選ぶとお手入れが簡単です。
発泡スチロールやダンボールを活用するのもおすすめ!
おうちに捨てる前の発泡スチロール箱やダンボールはありませんか?発泡スチロールもダンボールも空気を多く保有しているため保温性があり、クレートやハウスの床に敷くとあったか効果が期待できます。
これらは好きなサイズにカットしやすいところも便利ですね。わんちゃんによっては噛んでイタズラしてしまうこともありますので、心配な場合は上にもう一枚敷物を敷くなど、誤食対策をしておきましょう。
③犬用寝袋・ドーム型ベッド
お布団に潜り込むのが好きなわんちゃんにおすすめなのは、寝袋型のペットベッドです。一般的な犬用のベッドは上部がありませんので、犬が潜り込める寝袋型のベッドを用意するとあったか効果が増します。体がすっぽりと覆われるので愛犬の安心感も高いと期待できます。
お布団や毛布と違って寝袋型のベッドは入り口が開いているので、愛犬の息苦しさも軽減できるでしょう。ドーム型は寝袋型に比べると開いている部分が大きいものの、視界が開けているためわんちゃんが抵抗なく使いやすく、ドームになっているので保温性も高いでしょう。
④湯たんぽ
湯たんぽは電気も火も使わないので安心度が高い保温アイテムです。愛犬のために湯たんぽを設置してあげる場合は、湯たんぽにカバーをつけてあげるなど低温やけどの予防をしましょう。
お湯を入れるタイプの場合、沸騰する前の60〜80℃程度のお湯を入れます。お湯を入れてカバーをつけたら温まった湯たんぽが熱くなりすぎていないかをチェックし、お手持ちの湯たんぽの温まりやすさによってお湯の温度を調節してあげると安心です。
涼める場所も用意しておく
私たちは洋服を脱ぎ着したり暖房器具を使ったりして温度調節をしますが、犬は「暑くなったらここ」「寒いときはここ」と自分で快適な場所を選んで体温調節をします。
特に暑くなると「フローリングに寝そべる」ことで体を冷やす子が多いですね。愛犬の防寒対策をするときも、お部屋の中で愛犬が暑さを感じたら涼める場所を残しておくと快適さが増すでしょう。
まとめ
今回はクレートやハウスなど「愛犬のくつろぎ場所の防寒対策」をご紹介しました。寒さが苦手な犬種である場合、子犬や高齢犬で体温調節がうまくできない年齢の場合は愛犬のくつろぎスペースの防寒対策をしてあげましょう。
ケージに毛布をかけたり、ダンボールや発泡スチロールを敷いてあげたりするだけで保温効果が高まります。暖かさだけでなく、愛犬が暑さを感じたときに涼める場所もあるとより快適です。暮らしの中にちょっぴり工夫して、寒い冬を元気に乗り越えましょう。