1.許可されていない場所でノーリードでお散歩する
未だに見かけるノーリードでのお散歩。犬は大喜びで自由に歩き回っているように見えるかもしれませんが、実はありがた迷惑なNG行為です。犬は「自由だぁ~!」と喜びつつも「何だか不安だな…」と感じています。
リードは犬の安全や命を守るためにあります。自由を奪うことで従わせるためのものではありません。飼い主さんが正しく安全な方へと導いてあげなければなりません。
ノーリードにするということは、愛犬の安全や命や飼い主としての責任を手放したことと同じようなものです。車が行き交う道路をノーリードでお散歩している犬と飼い主さんに声をかけてみたところ、「この子は目が見えないし周りもみんな知ってるから大丈夫」とのことでした。何が大丈夫なのか全くわからないですよね。
2.抱っこしたり撫でたりするなど構い続ける
愛犬をずっと抱っこしていたい、ずっと撫でていたい。かわいい我が子だからこそですが、犬にとってはありがた迷惑なNG行為です。抱っこされることも撫でてもらうことも好きではありますが、抱っこされたくないときも撫でてほしくないときもあります。常に構われるとストレスを感じてしまう犬もいるのです。
そして、愛犬を構ってあげられない時間がありますね。構ってもらうことが当たり前になってしまうと、構ってほしいのに構ってもらえない、そんなときにも犬はストレスを感じます。
愛犬と飼い主さんとの距離感を大事にし、メリハリを考える必要があるのです。構われすぎてストレスを感じたとき、構ってほしいのに構ってもらえずにストレスを感じたとき、手足を執拗に舐めたり噛んだりし、傷つけてしまうことがあります。尻尾を噛みちぎってしまうほど大きなストレスになることもあります。おかしな様子はないか注意してあげましょう。
3.厳しすぎるしつけ
しつけは必要ですが、厳しすぎるしつけは逆効果です。犬にとってはありがた迷惑なNG行為です。言うことを聞かなかったときマズルを強く掴む、体を床につけるようにして押さえつける、痛みを与えるために叩く、大きな声で怒鳴りつけるなどです。
このような厳しいしつけをされた犬は人を恐れるようになります。触れようとするだけでキャンッ!と甲高い声を上げて抵抗します。近づくだけで唸り声を上げたり吠えたりなど、威嚇します。人と過ごすことに喜びや幸せを感じることができなくなり笑顔もなく悲しい表情をします。もう二度と人を信頼することができなくなります。
愛犬に何かを教えるときは厳しくしつけるのではなく正しく褒めることが何よりの近道になります。
4.他の犬と仲良くさせようとする
犬にもお友達がいるとお散歩もより楽しめるかとは思いますが、無理に他の犬と仲良くさせようとするのは逆効果です。犬にとってはありがた迷惑なNG行為です。犬同士にも相性があります。飼い主さん同士が仲良くしていても犬同士は仲良くなれないことがあります。
嫌がっている様子であるときは、無理に仲良くさせようとせず、無理に近づくこともやめた方が良いです。愛犬が他の犬に攻撃してしまうこともありますし、相手の犬から攻撃されてしまうこともあります。相手の飼い主さんにとっても大迷惑です。
まとめ
犬にとって逆効果なありがた迷惑なNG行為を4つ解説しました。
- 許可されていない場所をノーリードでお散歩する
- 抱っこしたり撫でたりするなど構い続ける
- 厳しすぎるしつけ
- 他の犬と仲良くさせようとする
愛犬のためになると勘違いしていたり、無意識に行ってしまっていたり、愛犬が思う飼い主さんのありがた迷惑なNG行為によってストレスを与えているかもしれません。