犬は新しいおもちゃには興味ない?
愛犬が喜びそうなおもちゃを新しく買って帰ったとき、飼い主さんの思い通りには遊んでくれないことがあります。今お気に入りで遊んでいるおもちゃと全く同じ物を買ったのに、新しいおもちゃには見向きもせず、ボロボロで汚い方のおもちゃを大事にする犬もいますね。
1.ニオイが気に入らない
真新しいおもちゃのニオイを嫌がる犬がいます。ミシンや機械の油分のようなニオイがすることもありますし、生地独特なニオイがすることもあります。ゴム臭いおもちゃもありますし、どれもこれも犬が新しいおもちゃに興味を示さない理由になることがあります。
真新しいニオイのするおもちゃよりも自分の唾液や体臭が染みついたおもちゃ、泥や土や草のニオイが染みついたおもちゃの方が心地が良いのです。長い時間をかけて作り上げた自分だけの特別なおもちゃなのです。お洗濯しただけでポイっと放り投げて遊ばなくなってしまう犬もいるほど、ニオイは重要なようです。
2.音が鳴って怖い
犬が口に咥えるとピィー!っと甲高い音がする鳴き笛の入ったおもちゃがありますね。あの音を怖がる犬がいます。これまで遊んだ経験がなかった犬に突然、音の鳴るおもちゃを与えたとき、不思議で面白くて楽しくて興奮する犬がいる一方で、ただただ怖くて逃げだしたくなる犬もいるんです。
口に咥えた瞬間に甲高い音が鳴っては、どんな犬も初めは驚いてしまうものですよね。「あの物体に近づくと恐ろしいことが起こるぞ…」と、おもちゃを避けるようになってしまうことがあるのです。
3.大きすぎて(小さすぎて)遊びにくい
犬におもちゃを与えるときは、大きさにも配慮が必要です。大きすぎても小さすぎても遊びにくく、気に入ってもらえないことがあります。特に犬は口におもちゃを咥えて遊んだり運んだりしますから、咥え心地が悪いと口に入れたくなくなってしまうのです。小さすぎると誤飲や誤食の可能性も高いですので、十分な注意が必要です。
4.感触が苦手
硬いおもちゃを好む犬もいれば嫌う犬もいます。ぷよぷよと軟らかいおもちゃを好む犬もいれば「何だこれ!?」と気持ち悪そうにする犬もいます。手に触れたとき、口に咥えたとき、その感触を不快に感じると遊ばなくなってしまうのです。例えばボールにも布製のおもちゃ、ゴム製のおもちゃ、プラスチック製のおもちゃ、シリコン製のおもちゃなどがありますね。素材の選び方でも犬の好みが分かれるのです。
新しいおもちゃを好きになってもらう方法
まず、犬がおもちゃに興味を示すように飼い主さんが行動してみましょう。
- おもちゃを使った遊び方を教えてあげる
- 飼い主さんも心から楽しむ
新しいおもちゃに興味を示してくれないときは、この2つを試してみてください。
- おもちゃを投げてみる → 犬が取りに行ってくれるかもしれません
- 飼い主さんがおもちゃを持って走ってみる → 走って後をついて来るかもしれません
- 飼い主さんがおもちゃを持って隠れてみる → 探しにやって来るかもしれません
少しでも興味を示してくれたら褒めてみましょう。「行動した」「褒められた」「嬉しい」「このおもちゃ好き♡」とさらに興味を示してくれるようになるでしょう。
まとめ
犬が新しいおもちゃに興味を示さない理由を4つのテーマで解説しました。
- ニオイが気に入らない
- 音が鳴って怖い
- 大きすぎて(小さすぎて)遊びにくい
- 感触が苦手
遊べる物なら何でも大好き♡!という犬がいる一方で、強いこだわりを持つ犬もいます。敏感で神経質な性格なのかもしれません。おもちゃで遊ぶことよりも飼い主さんに構ってもらうことの喜びを感じたい犬もいます。まずは飼い主さんがそのおもちゃの楽しさを愛犬に伝えてみましょう。そして、一緒に楽しんでみましょう。