1.足取りが重くなる
ボールやおもちゃを投げて拾ってくる「取ってこい」の遊びが大好きなわんちゃんも多いですよね。大好きすぎて永遠に「投げて!」とおねだりする子もいれば、遊びを初めてしばらくすると愛犬の足取りが重たくなってくることも。
最初は全力疾走でボールを追いかけていたのに、途中からトボトボとボールが落ちた場所へ歩き、もはや「取ってこない」ということもありますね…。
体力の問題で疲れてしまったということも考えられますが、取ってこいの遊びに飽きてしまって気が乗らなくなっていることも考えられます。投げられたボールを取ってくることは単純作業になりやすいので、投げる方向やスピードなどを変えてみると新鮮さがキープできそうです。
2.ルールが分からず諦める
遊び方やおもちゃが好み似合ってないのかも?
わんちゃんによって好みの遊び方やおもちゃが違いますよね。取ってこいが好きな子、引っ張りっこが好きな子、噛むとパフパフ鳴るおもちゃをいじって遊ぶのが好きな子もいますね。
そのためわんちゃんの好みでない遊び方や「遊び方が分からない」という場合、わんちゃんはその遊びに興味を持ちにくいことがあります。
遊び方のルールが分からなくて諦めてしまう場合も
おもちゃの中におやつを隠して犬に探させる知育玩具の場合も、わんちゃんが「どうすれば良いのか分からない」「おやつを取り出すのが難しい」と感じてしまうと、テンションが落ちて遊びを諦めてしまうこともあります。愛犬がどんな遊びに楽しいと感じるのかを知り、飼い主さんが一緒に遊んでルールを教えてあげることも必要ですね。
3.おもちゃ以外にイタズラを始める
最初はおもちゃで遊んでいたのに、途中からおもちゃではないものにちょっかいを出し始めるということもあります。
- テーブルの上にあるもの
- スリッパ
- カーテン
- 靴下
などの「遊んではいけないもの」に興味が移ってしまい、独創的な遊びを始めてしまうという子も。
これは遊んでいるうちに興奮が増して、今まで遊んでいたおもちゃよりオモシロイものをターゲットにしてしまったということが考えられます。特に遊び盛りの若い子は、まだ「遊んで良いものと悪いもの」の区別が曖昧であることも関係しているでしょう。
犬は飽きやすいって本当?
同じおもちゃでも「新しいもの」が好き
今まで使っていたおもちゃと全く同じおもちゃを新たに与えた時、犬はより新しい方のおもちゃに興味を持ちやすい傾向があります。
17頭の犬たちに2種類のおもちゃを与えて遊ばせ、その後に今まで遊んでいたものと全く同じ3つ目のおもちゃを与える実験をしたところ、実験回数の過半数で犬たちは新しい3つ目のおもちゃの方により興味を示すという結果となりました。
犬は人間の2〜3歳児ほどの知能を持つと言われていることから、犬は「目新しいものへの興味」が強い傾向があると考えられています。
同じ遊びは2分で飽きる?!
とある実験では、16頭のラブラドールレトリーバーに30秒毎に代わる代わるおもちゃを与えて遊ばせてみました。30秒経ったらそのおもちゃを回収し、違うおもちゃを与えました。そうしてその犬が「遊びに飽きるまで」の時間を調べたのです。
色・匂い・形状などの異なる様々なおもちゃを与えたにも関わらず、なんと犬が遊ぶことに飽きるまでの時間はたったの2分半であったそうです。目新しいおもちゃの方が興味を引きやすいとはいえ、おもちゃやその遊び方に慣れてしまうと遊びへの興味が削がれてしまうと考えられます。
おもちゃは「特別な存在」である方が興味が続く
いつでもおもちゃで遊べる状態だと、愛犬がそのおもちゃに飽きやすくなる傾向があります。そのため時間を決めたりお留守番の時だけなど「特別に出てくる存在」のおもちゃを用意しておくと、目新しい物好きなわんちゃんの興味を長持ちさせやすいと考えられます。
まとめ
猫は気まぐれと言いますが、犬も結構飽きっぽいところがあります。私の愛犬も自らおもちゃをくわえてきて「遊ぼう!」と誘ってくるのに、数分遊んでいるとスッと冷めて座ってしまうということもありました。
しかし他のご家庭では「このおもちゃや遊び方はずっとハマっている!」というわんちゃんもいるようなので、愛犬の遊びと興味のツボがどこにあるのかを探ってみると良いかもしれませんね。なにより、飼い主さんも一緒に遊びを楽しむことが大切ですね!