また犬を飼いたくなる心理
愛犬を亡くした悲しみから「もう犬は二度と飼わない」とは思ってみても、一度飼うとまた飼いたくなるものです。飼いたいと心に思うだけの人もいますが、ほとんどの人がまた犬を飼います。どのような心理や理由があるのでしょうか。
1.愛犬に会いたくて
亡くした愛犬に会いたくて、また犬を飼うことがあります。同じ犬種、同じ性別、同じ毛色、同じ姿形の犬を見つけようとします。亡くした愛犬の子犬の頃とそっくり似た子犬を見つけると、連れて帰らずにはいられなくなってしまうのです。
2.愛犬への後悔の気持ちを埋めるため
亡くした愛犬に対しての後悔の気持ちを埋めるため、また犬を飼うことがあります。もっと○○してあげれば良かった、あの時こうしていれば良かったなど、とくに初めて暮らした犬に対しての後悔は多いものです。
知らないことだらけで愛犬から学ぶことも多いです。失敗や間違いも多かったはずです。亡くした愛犬にしてあげられなかったこと、してあげたかったことを新しく迎える犬にしてあげることで、悲しい気持ちや寂しさを埋めようとするのです。
3.パートナーがほしいから
パートナーがほしいという気持ちから、また犬を飼うことがあります。亡くなった人間のパートナーを新しく迎えることは難しいものですが、亡くなった愛犬のパートナーであればすぐに見つけることができます。犬との暮らしが当たり前になりすぎてしまい、犬のいない暮らしに違和感しかないのです。
4.犬との暮らしの幸せを知っているから
犬との暮らしがどんなに幸せなものなのかを知っていると、犬との暮らしをやめることなんてできません。また犬を飼う選択肢しか心にないのです。大変なこともあります。犬だってケガや病気をします。介護だって必要になります。愛犬を亡くす悲しみだって理解しています。それでも幸せに勝るものはないのです。
5.出会ってしまって…
どういうことなのか、犬は二度と飼うまいと思っても、なぜか出会ってしまうのです。運命のように感じてしまうのです。ペットショップでの出会いかもしれません。迷子の犬や捨てられた犬を保護したことが出会いのきっかけになることだってあります。亡くなった愛犬が引き合わせてくれたのかも…なんて感じてしまうこともあります。
また犬を飼う前に考えてほしいこと
最期の時までしっかり責任を持って飼うことができますか?もし、あなたが高齢である場合、愛犬より先に亡くなってしまったり、ケガや病気で入院することがあるかもしれません。
そんな時、愛犬のお世話をお願いすることができる家族や知人はいますか?いざという時の備えを十分に行うことができるでしょうか。動物管理センターや保護団体には、飼えなくなってしまった犬に関する相談や持ち込みが後を絶ちません。犬を飼う人が増える分、命を奪われる犬の数も増えています。
また犬を飼う前に考えてみてください。あたなは犬を飼うために必要なことを全て理解できているでしょうか。犬を飼うに相応しい環境を整えているでしょうか。犬を飼うに相応しい人間でしょうか。
まとめ
犬を一度飼うとまた飼いたくなる理由には次のような心理が関係していることがあります。
- 愛犬に会いたくて
- 愛犬への後悔の気持ちを埋めるため
- パートナーがほしいから
- 犬との暮らしの幸せを知っているから
- 出会ってしまって…
亡くなった愛犬のことを思って、また犬を飼いたくなってしまうことがあります。寂しい気持ちを埋めるために犬を飼いたいと思うことがあります。本当に正しい選択なのか、犬を不幸にしてしまう可能性のある一時的な気持ちなのではないかなど、また犬を飼いたくなった時はよく考えて飼うようにしましょう。