舌なめずりするとき、犬の心理は?
1.「おなかいっぱい!」
ごはんを食べた後に口の周りをゆっくり舐めているときは、満腹になった様子を示しています。満足して「美味しかったよー!ごちそうさま!」と飼い主に対して感謝の言葉を伝えているのかもしれませんね♡
2.「何かおやつをくれるの?」
食べ物を見せたときに舌を動かすのは、犬が無意識で行っている仕草です。「もしかして何か貰えるのかな…?」という期待感から、口の中に唾液が溜まり、食べる準備をしています。
3.「なんだか落ち着かないなぁ〜…」
落ち着かずにソワソワしているときは、どうにか冷静になろうとして、ペロッと舌なめずりをすることがあります。移動中や慣れない場所において、緊張をほぐすことを目的とする行動です。
4.「さて、気持ちを切り替えよう!」
寝起きで口元や鼻の辺りをペロペロ舐めているときは、気分転換をして活動を始めようとしています。睡眠モードから起床モードに気持ちを切り替えようとしているのです。
口の中の病気に注意!
口の中に違和感があると、口元が気になって舌なめずりする回数が増えたり、頻繁に前足で口の周りを擦るような仕草が見られます。
《他に見られる症状》
- 口の周りが腫れている
- 口元を触られるのを嫌がる
- 口臭が強い
- 口の中に出血がある
- よだれが多い
《考えられる病気》
- 歯周病
- 口内炎
- 口腔内腫瘍
他に、胃捻転による吐き気があるときも、似たような行動を取ります。胃捻転を防ぐために、食後の激しい運動は控えるようにしましょう。
他にもある「カーミング・シグナル」
おじぎのポーズをする
上体を低くして前足を伸ばし、おしりを高く上げるポーズ、「プレイバウ」と呼ばれる犬のおじぎです。相手を遊びに誘う仕草で、敵意がなく友好的な気持ちでいることを伝えようとしています。
首の後ろを掻く
後ろ足で首筋を掻く動作、見たことはありますか?皮膚炎など、本当に体がかゆくて掻くこともありますが、特に異常がなくても掻いている場合、以下のような理由が考えられます。
《犬の気持ち》
- 不快感を感じている
- ストレスを和らげようとしている
- 飼い主に注目されたい
退屈や飽きもストレスの一種になります。
しきりに体を掻いている場合は、ストレスサインかもしれません…!
犬が飼い主を舐めるのは何故?
顔を舐める
犬は、嫌いな相手を舐めることはしません。飼い主の顔を舐めるのは、親愛の気持ちを表しています。飼い主を信頼しているからこそ、甘えられるのでしょう。しっぽの動きでも感情が分かるので、是非注目してみて下さい♪
手を舐める
愛犬と遊ぶとき、皆さん手を使いますよね。それを犬はちゃんと覚えていて、飼い主の手は安心感を得るためのパーツのようです。構って欲しいときやリラックスしたい気分のとき、手をペロペロと舐めます。
まとめ
犬にとって、舐める行動はコミュニケーションの一環です。可愛いだけに留まらず、相手の情報を知り、自分の気持ちを伝えるための手段となっています。行動が示す意味が分かってくると、愛犬との生活が更に楽しくなります。カーミング・シグナルを見逃さず、犬の心理に寄り添った対応を心掛けましょう。