どんな言葉がある？犬が絶対に反応する『魔法の言葉』
犬は日々、飼い主の言葉を聞き、その言葉の後にどのような出来事が起こるかを見て、学習しています。その中には、犬にとっても嬉しい言葉があり、そんな言葉はその後、犬が必ず反応する『魔法の言葉』となることが多いです。
では、『魔法の言葉』になりやすい言葉には、どのような言葉が当てはまるのでしょうか。皆さんの愛犬は、どのような『魔法の言葉』に反応しますか。
1.「おやつ」「ごはん」
どんな犬も食べ物は大好き！そのため、多くの犬が「ごはん」や「おやつ」という言葉を聞くと、反射的に振り向いたり跳び上がったりしてしまいます。
それまで機嫌悪そうに冷たい態度を取っていたのに、「おやつ…」と言葉を出すだけで、パッと振り返ったという現金な話も珍しくありません。
中には「おやつ」や「ごはん」という抽象的な言葉ではなく、「カリカリ」や「ささみ」など、食べ物の名前を指す言葉に反応する犬もいます。
2.「散歩」
散歩に行くことが大好きな犬は、「散歩」という言葉を聞くや否や、跳び上がって喜び、「早く行こう」と言わんばかりに駈け寄ってくる子が多いです。
飼い主さんが間違えて「散歩、まだいいかな…」なんて独り言を言ってしまったら、もう大変！「散歩」という単語が出ただけで「散歩に行ける！」と大喜びしてしまうため、散歩を早めなければいけなくなったという体験をする飼い主さんは少なくありません。
反対に、散歩があまり好きではない犬の場合は、「散歩」という言葉を聞くと、すすっと静かに隠れたり離れていくという行動を見せる子もいます。
3.「行く？」「食べる？」
先に紹介した「ごはん」や「散歩」に関係する動詞に反応する犬も多いです。「行く？」「食べる？」というような、前述の言葉を指す動詞もしっかり学習し、大喜びしてしまうのです。
この言葉の困ったところは、愛犬にではなく、子どもや配偶者に言ったのに、それを「僕に言ってる！」と勘違いされてしまう恐れがある点です。明らかに違う方向を見て言っているのに、大喜びされてしまうと、悪い事をしたわけではないのに罪悪感が生まれてしまいます。
4.「さてと」「よいしょ」
こちらは飼い主さんの口癖になっている接続詞や感動詞などを、自分にとって良いことに結びつけて覚えている犬もいます。立ち上がる際に用いる「さてと」や「よいしょ」などはその代表格でしょう。
散歩に行く準備をする際に「さてと」と言って立ち上がると、「散歩？散歩に行けるの？」とキラキラした表情で喜ぶ愛犬…なんだかとてもかわいいですよね。それと同時に、「そんな言葉まで覚えているの？」と若干の狂気さえ感じてしまいます。
しかし、それほど愛犬が飼い主の言動を観察している証拠です。毎日一緒にいる大好きな飼い主さんのことは、小さな事まで理解しておきたいのでしょう。
5.家族の呼び名
「お父さんが帰ってきたね」「お姉ちゃんだ」というように、家族の呼び名にパッと振り返る犬も多いです。仕事や学校から帰ってくる家族の名前を言うだけで、玄関に待機し出迎える準備をする犬もいるほどです。
また、家を出た家族が久しぶりに帰省する際、「○○が帰ってくるよ」「楽しみだね」などと声をかけると、途端にソワソワし出すという犬もいます。
中には、定期的にやって来る配達員のおじさんやお姉さんの名前を学習し、チャイムと同時に「○○さんがきた」と言うと、ダッシュで玄関まで駆け寄っていく可愛らしいケースもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。皆さんの愛犬は、どのような言葉に反応しますか。「おやつ」や「散歩」はもはや定番と言える魔法の言葉です。他にも「うちの子はこんな言葉に反応する」という例があれば、ぜひ教えてくださいね！
