犬は犬種ごとの傾向はあるものの1匹ごとに性質が違う
犬を見ていると、臆病な子もいれば、積極的に周りに関わっていく社交的な犬など、みんなそれぞれ違った個性を持っていることがわかります。
犬種によって「こんな子が多い」という傾向はあるものの、その中でも違う個性を光らせる犬たちは、見ているだけで楽しいですよね。
性格によっては、よく見せる仕草や行動、態度なども異なってくるので、「うちの子はこんな行動をよくする」という飼い主さんもいれば、「うちの子は見せたことがない」という飼い主さんもいます。
強気な犬がよくする仕草や行動とは?
今回は、周りに対しても強い態度で立ち向かっていく勇敢な性質の強い、強気な犬がよくする仕草や行動を紹介していきます。強気な犬はどのような仕草や行動を見せるのか、心当たりのある飼い主さんはチェックしてみましょう。
1.吠えたり唸ったりと威嚇する
強気な犬に多い行動として、威嚇行動が挙げられます。犬全体に言えることですが、元々犬は仲間意識や縄張り意識が強い動物なので、警戒心が強いです。中でも強気な犬は、怯えることなく立ち向かっていく勇敢さを持っています。
したがって、「もしかしたら敵かもしれない」「気に障るようなことをしたな!」という状況に出くわした場合、躊躇なく唸ったり吠えたりしてしまう犬が多いです。
威嚇することで自分や家族の身を守ろうとしているのでしょうが、あまりに威嚇行動が行き過ぎてしまうと、実際に攻撃に走る犬も多いです。そうなる前に飼い主がコントロールしなくてはいけません。
2.他の犬や人に対して堂々と向かっていく
他の犬や人に対して物怖じせず、堂々と向かっていく行動も強気な犬によく見られます。堂々と向かっていくというのは、攻撃したり威嚇するために向かっていくだけではありません。挨拶したり遊ぼうとしたりと積極的に関わっていくことを指しています。
犬の中には、他の犬や人に対して臆病になり、なかなか自分から近付いていけない犬も多いです。また、自分より体の大きい相手にはビクビクしてしまう…という犬も非常に多いです。
しかし、強気な犬の場合、自分よりも体が大きい犬であろうが、こちらを警戒している犬であろうが、堂々とした態度で近付いていきます。
3.ジーッと相手の目を見つめる
犬にとって、初めて会う相手やあまり慣れていない相手をジッと見つめる行為は、「警戒しているぞ」「攻撃してきたらやり返すぞ」といった意思表示です。したがって、多くの犬は目を逸らしたり、体の側面方向から挨拶をしたりします。
しかし、強気な犬の場合、まったく相手に恐怖や不安を感じないため、物怖じせずジッと相手を見つめることがあります。そのため、相手の犬から怯えられたり、警戒されたりすることも少なくありません。
強気な犬のこうした行動は、必ずしも攻撃しようとしているわけではありません。あまりに堂々としているので、相手の犬に怯えられてしまうことはあるものの、単純に「どんな相手であるか」「危険はないか」をジッと確認しているのです。
強気な犬の威嚇行動は日頃からきちんとしつけをして!
強気な犬には威嚇行動がよく見られるとお話ししました。犬は元々警戒心が強い動物なので、「敵かもしれない」と感じた相手に威嚇して見せる行動は、自然とも言える行動です。
しかし、強気な犬の場合、そのまま威嚇行動を放っておくと、次第に自分の強さを誇示しようと試みるようになり、軽い攻撃行動に出ることがあります。噛みつく真似をして見せたり、実際に歯や爪が当たってしまい、怪我をさせてしまう恐れもあります。
また、日頃からこうした行動を飼い主がコントロールしていないと、飼い主との関係性にも悪影響を及ぼす恐れがあります。「自分が家族を守っている」という意識が強くなり、「自分に逆らうのか」という態度を取るようになってしまうのです。
こうならないよう、日頃から唸ったり吠えたりといった問題行動は、逐一叱り、吠えたら「ダメ」と伝えた上でその場を離れたり、ケージに入れたりして対応しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。強気な犬は、他の犬に対して物怖じしないため、威嚇したり堂々とした立ち振る舞いを見せる子が多いです。しかし、こうした行動や態度は、エスカレートしてしまうと大変な事態を招く恐れがあります。日頃からきちんと信頼関係を築き、しつけをすることが大切です。
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