日本の寒い冬にはやっぱりコタツ♡
日本は、11月頃から少しずつ寒くなり始め、12月に入る頃には、一気に気温が下がり、本格的な冬がやってきます。すると、各ご家庭でさまざまな暖房器具が顔を出し始めます。電気ヒーター、灯油ストーブ、ホットカーペット…。中でも人気の高い暖房器具といえばコタツです。
足を中に入れるだけで一気に体を温かくしてくれるコタツは、今では日本だけでなく、海外からも注目されているほど、多くの人の体と心を温めてくれます。
一家団欒にも活躍してくれるコタツに魅了されているのは人だけではありません。犬たちもコタツを見つけるやいなや、走り寄ってくる…なんてご家庭も少なくありません。それだけコタツは魔性の魅力を持つ暖房器具なのです。
犬がコタツに入ってきたがる心理とは?
コタツを見つけると喜び駆け寄ってくる犬たち。犬たちをも魅了するコタツは、すごい魔力を持っているのでは…と思わずにはいられません!では、犬たちがコタツに入ってくるのは、人間と同じ心理からなのでしょうか。ここでは、犬がコタツに入ってくる心理を紹介します。
1.寒さを凌ぎたいから
犬がコタツに入ってくる最も多い理由として、やはり人間と同じように寒さを凌ぐためです。冬になると、室内であっても寒さを感じます。犬は人より体温が高いと言っても、シングルコート犬種は寒さに弱い犬が多いです。
そのため、中に入ると一瞬で全身を温めることができるコタツは、犬たちにとっても嬉しい暖房器具なのです。
2.飼い主と一緒にいたいから
コタツを出すと、ついついコタツの中に長居してしまう…という人は少なくありません。コタツのヒーターで中が暖かくなっているだけでなく、コタツ布団があるために、ついウトウトしてしまいますよね。
そんなコタツで長居する飼い主の傍にいたいと思う犬は多いため、飼い主と一緒にいるためにコタツに入る犬も多いです。
このような犬の場合、飼い主がコタツから出ると、後を追うようにコタツを出ることが多いです。もしもコタツを一緒に出るようであれば、飼い主と一緒にいるためにコタツに入ってきているのでしょう。
3.ふかふかの布団が気持ちいいから
犬の中には、コタツの暖かさだけではなく、コタツの布団を目的に入ってくる犬もいます。ふかふかの布団の魅力を知ってしまうと、「寝床にちょうど良い」「快適に休める」と思い、そこから動かなくなってしまうのです。
実際、コタツの電源を切っていてもコタツの中に入っていたり、コタツの布団の上に乗るだけといった犬も多くいますよね。このような子たちは、コタツの布団に魅了されている可能性が高いです。
私たちも布団があるが故に、コタツから出られない、コタツに入ったまま寝てしまう…なんてことがありますよね。犬も例外ではないのです。
犬がコタツに入りたがる…注意すべきポイント
コタツを出すと犬が一緒に入りたがる、むしろ飼い主より先に入ってしまうという声は多く聞きます。コタツは暖房器具として優秀ですが、犬がいるご家庭、特に犬がコタツを好んでいるご家庭の場合は注意が必要です。
犬がコタツには入りがたがる場合は、飼い主が以下のポイントに注意するようにしましょう。
- コタツの中に長居はさせない
- コタツのヒーター温度は低く設定する
- 定期的にコタツの電源を切る
- 定期的にコタツの布団を上げる
- 時々犬に水分補給を促す
以上の5つのポイントに注意しましょう。犬はこたつの中が気持ちいいので、制限なく入り続けてしまいます。しかし、長居してしまうと軽い熱中症になってしまったり、脱水症状に陥る恐れもあります。
また、コタツのヒーター部分に当たってしまい、低温火傷を負ってしまうトラブルも報告されています。
こうした健康被害を回避するためにも、以上の5点を守り、愛犬が安全にコタツを楽しめるよう、飼い主が配慮してあげましょう。
まとめ
今回は犬とコタツに関わる知識を解説しました。特に、コタツに長居したり、「強」で電源をつけっぱなしにしたりすることは、愛犬の健康を害してしまう恐れがあります。飼い主が配慮し、安全に使えるよう見守ってあげてください。