犬が人の足に顔を埋める心理とは?
家でまったり愛犬と過ごしていると、突然愛犬が足に顔を埋めるような行動を起こすことはありませんか。「甘えてるのかな?」と思ってしまう可愛らしい行動でもありますが、実際はどのような心理が働いているのでしょうか。
1.飼い主に対する愛が強まった
犬が人の足に顔を埋めるような行動を見せる大きな理由は、愛情や信頼が関係しています。信頼できない人や苦手な人の足に顔を埋めるような行動は絶対に見せません。
隣でのんびり過ごしていたら、突然足に顔をぐいぐいと埋めるような行動を起こした時は、その人と一緒に過ごしているうちに、その人への愛情が強まり、それを表現しようとしていることがあります。
顔を埋めながらも、チラチラとこちらにアイコンタクトを送ってくることが多いので、その時はこちらも笑顔で応えてあげましょう。
2.リラックスしている
犬が人の足に顔を埋める時は、緊張状態や警戒心を持っていないリラックス状態であることが多いです。
人の足に顔を埋めてしまうと、顔以外の体は守られず、「頭隠して尻隠さず」状態になってしまいます。また、周囲を見ることができないので、いつどこから敵が現れるか警戒することもできません。
つまり、このようなリスクを負ってでもこの行動を見せるということは、それだけリラックスしている状態であることの裏返しなのです。
3.安心したいという甘えの表れ
すでにリラックス状態に入っているものの、より安心できる場所で休みたいという思いから、人の足に顔を埋めることがあります。この場合は、特に飼い主に見られることが多いです。
飼い主の足に顔を埋めることで、直接飼い主の体温を感じる事ができますし、飼い主のニオイに包まれることもできます。また、そこに行けば飼い主が触れてくれることを覚えている犬もいるでしょう。
このように安心できる3拍子が揃っている飼い主の足に顔を埋めることで、より安心した状態で、リラックスしながら眠りにつけると考えている犬も多いです。
4.飼い主の体温を感じたい
前述した通り、人の足に顔を埋めることで、直接その人の体温を感じる事ができます。冬の寒い日にのそのそと隣にやってきて、おもむろに顔を埋めようとしてくる場合は、「寒いよ~…温まりたい」という心理状態が関係している可能性もあります。
また、冬には足元にブランケットを掛けている飼い主さんも多いです。そのブランケットのふかふか感を目的として、暖をとりながら気持ち良く休みたいという思いも影響していることがあります。
5.ニオイを嗅いで情報を収集
犬はニオイからさまざまな情報を収集します。その人がどんな人であるか、今どのような心理状態なのか、細かいことまでニオイで分析していると考えられています。
足に顔を埋めることで、その人のニオイを強く感知することができるので、「飼い主さんは今、どんな気持ちかな?」「この人はどんな人なんだろう」と情報収集している可能性も考えられます。
まとめ
今回は、犬が人の足に顔を埋めるときに考えられる心理を解説しました。基本的に、苦手な人や怪しいと感じている人、警戒している人に対して、この行動は見られません。好意的に見られていると考え、こちらも愛情を持って接してあげてくださいね!