犬が落ち着かなくなる原因とは?
人間が落ち着かないときにソワソワするように、犬も何らかのボディランゲージを発します。犬が「落ち着かない」と感じる原因は主に次のようなものが挙がります。
- 怖い
- 不安
- 緊張
- まぶしい
- うるさい
- お腹が空いた
- 疲れた
このように、心や体の変化や不調を訴えていることが多く、飼い主としてはいち早く察してあげたい状態ばかりですよね。犬のストレスをいち早く取り除いてあげるためにも、次でご紹介する仕草や行動をぜひチェックしてください。
犬が落ち着かない気持ちのときにしている10個の仕草・行動
犬が「いやだなあ」「不安だなあ」などとストレスを感じているとき、ある特徴的な動作を見せています。ここでは、犬が落ち着かない気持ちのときにしている仕草・行動10選をご紹介します。
1.鼻を舐める
犬が鼻をペロッと舐めるのは、自分や相手を落ち着かせようとする際に見せる仕草です。真剣な表情を見せながら鼻を舐めたときは、「落ち着いて」と自分に言い聞かせているのでしょう。
2.においを嗅ぐ
これといった対象物がないのに、なぜかクンクンにおいを嗅ぐ行動を見せるときは、何らかのストレスを感じている可能性が高いです。その行動を取ることによって平穏を取り繕うとしているのかもしれません。
3.身震いをする
急に犬が体をブルブル!っと身震いするときもありますよね。この仕草も犬が不安や緊張を感じているときに見られます。大きなジェスチャーによって離れた相手に「もうやめて」と訴える場合もあります。
4.後ろ足で体をかく
犬が後ろ足でボリボリ体をかくのも、何らかのストレスや緊張状態であることが多いです。「痒いのかな?」と勘違いしてしまう行動ですが、不自然に体をかき始めたときは愛犬を観察してみてください。
5.あくびをする
眠いときにもしますが、実は不安や恐怖を抱えているときにも犬はあくびをします。叱っているときにあくびを見せたら「もうやめてよ」と感じているのでしょう。不自然にあくびを見せたら、「落ち着かない何かがあるの?」とチェックしてみてください。
6.尻尾を足の間に挟む
犬が尻尾を足の間に挟んでいるときも、何らかの理由で落ち着かないときです。「怖いよ」と恐怖や緊張感を抱いていることが多いので、落ち着かせてあげるよう寄り添ってあげてください。
7.前足を舐める
執拗に前足ばかりを舐める仕草を見せるときも、犬は何らかのストレス状態に陥っていることがあります。皮膚に原因がない場合は、自分を落ち着かせようとしている状態です。飼い主の留守中に前足を舐めすぎてしまい炎症させてしまう犬もいますので、気になる場合は原因を追求してください。
8.尻尾を噛む
犬が自分の尻尾を噛むのは、不安や緊張やストレスが原因であることが多いです。情動障害と呼ばれる精神的な病気が隠れていることがあり、尻尾を走って追い回す行動が度々見られる場合についても注意しなければなりません。
9.呼吸が荒くなる
「ハアハア」と走ってもいないのに呼吸が荒いときも、落ち着かない気持ちの状態を表しています。大きな不安を感じているストレスサインと見て何が原因か確認を。呼吸が荒い状態が度々見られる場合は、何らかの病気である可能性があります。その際には早めに獣医師に相談を行ってください。
10.目をそらす
犬が目をそらすのは「いやだなあ」と感じているときの仕草。叱っているときに目をそらすことが多く、完全に顔を横に向けてしまったり、後ろを向いてしまったりする犬もいます。
目をそらす仕草はどこか人間らしく、思わず笑ってしまう可愛さもありますよね。もしトレーニング中に愛犬が目をそしてしまったら、それ以上はストレスの負担を掛けてしまうのでやめるようにしましょう。
まとめ
犬の仕草や行動の中には人間とは少し違うものがあります。叱っている最中に犬があくびをしても「聞いてるの?」などと怒らないようにしましょう。犬の不自然な動きはストレスサインと見て観察してみてくださいね!