愛犬が人懐っこい子に!犬が人を好きになる育て方
愛犬にはできるだけ人懐っこいフレンドリーな子に育ってほしい…そう願う飼い主は多いですよね。人が好きな子に育てば、無駄吠えや威嚇といった行動が減るので、しつけがしやすい傾向にあります。ここでは、犬が人を大好きになる育て方のコツを解説します。
1.できるだけ多くの人や犬と交流する
子犬の頃から、できるだけ多くの人や犬と交流させることで、後天的に他の人や犬に対してフレンドリーな性格を育成しやすくなります。
例えば、子犬期であればパピー教室に参加したり、他の犬が散歩している時間帯に合わせて散歩したりと、積極的に交流できる場を設けましょう。
しかし、注意しなければいけないポイントは、無理強いしないことです。愛犬が怖がっていたり怯えたりしているようであれば、その日は無理に交流の輪に入れず、遠くから様子を見させるだけでもOKです。愛犬のペースで、少しずつ慣らしていきましょう。
2.多くの刺激を受けさせる
散歩や家の中など、多くの刺激を受けることも重要な成長過程の要素です。多くの刺激を受けることで、さまざまなことへ興味を持つようになるため、他の人や犬に対する好奇心も大きくなります。
他の人や犬に対して好奇心を持つことで、愛犬自身が「あの子はどんな子だろう?」「仲良くなりたいな」「一緒に遊びたいな」と思うようになります。
また、将来的に物おじしない性格になるため、他の犬や人が大好きになることはもちろん、見知らぬ場所でも思いっきり遊べるような適応能力の高い犬になることも期待できます。
3.飼い主自身が多くの人と楽しむ姿を見せる
犬は飼い主のことをよく観察しています。ペットは飼い主に似るという言葉がありますが、犬に関しては特に顕著に現れることが多く、飼い主の行動や性格をそのままそっくり受け継いでしまう犬もいるほどです。
そのため、飼い主自身が多くの人と楽しそうに話したり、挨拶したりすることで、それを見た犬も同じような性格になったり、行動を起こしたりするようになります。
4.名前をたくさん呼んであげる
飼い主自身が愛犬の名前を呼んであげることは、犬が「呼ばれている」「必要とされている」と実感するために、非常に重要な日課です。犬にとっては愛情を感じられる行為の1つでもあるので、事あるごとに名前を呼んであげましょう。
また、家にやってきた友人知人にも名前を呼んでもらうことで、飼い主だけでなく、多くの人に「愛されている」と実感させることができます。こうして人懐っこい犬に育っていく土台が出来上がっていくのです。
しかし、名前を呼んだ後に無視したり、用もないのに名前を呼ぶことは控えてください。「呼ばれた気がするけれど…」と自身が呼ばれたのか、呼ばれていないのかと混乱してしまう恐れがあるからです。
5.毎日のスキンシップを積極的に行う
飼い主と犬の信頼関係を築く上でも非常に重要なコミュニケーション方法が、スキンシップです。毎日10分でもいいので、愛犬とだけ向き合う時間を作り、たくさんスキンシップを取ったり、遊んだりして愛情を注いであげましょう。
飼い主から正しい十分な愛情を注がれた犬は、人を好きになり、人懐っこい犬に育つ傾向が強いです。これは、「人は怖い存在ではない」という安心感を持っていることが影響しています。
もちろん、先天的な性格上、たくさん愛情を注いでもシャイな子に育つ子はいます。しかし、飼い主から愛情を注がれていることを認識するだけでも、その後のしつけや他の犬や人とのかかわり方に、少なからず良い影響を与えるはずです。
人が苦手な子になってしまう飼い主のNG行為とは
上記で紹介したようなコツを掴み、犬が人を大好きになる育て方を実践していくことで、徐々に他の人や犬にも慣れ、社交性が身に付いていきます。
しかし、飼い主がNG行為を日頃から続けていると、臆病になってしまったり、警戒心が強くなってしまったりします。以下のような行為は、犬が人を大好きになる上で、妨げとなってしまう恐れがあるので気を付けましょう。
- 大きな声で怒鳴る
- 叩いたり蹴ったり暴力を振るう
- 気分でルールを変更して叱る
- あまり他の犬に近づかせない
- 過保護に接するあまり外に出さない
- 日頃からあまりかまってあげない
こうした日常的な行為は、愛犬を人が苦手な子にしてしまったり、臆病な性格や警戒心を煽ってしまったりするため、控えてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬の性格を決定づけるうえで、先天的な性格と後天的な性格が大きく影響します。後天的な性格は、暮らしている環境や飼い主の接し方が大きな影響を与えるので、愛犬を人が大好きな犬に育てたい場合は、飼い主が意識して接することが大切です。
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20代 男性 匿名