理想的なうんちの色は?
愛犬のうんちのチェックはしっかりとしていますか?あまり見ないで手早く処理することもあると思いますが、愛犬の健康管理のために毎日少しでも状態を確認したいところ。
犬も人と同じようにに腸内環境を整えることは健康を維持するためにとても大切なこと。うんちの色では腸をはじめとした様々な臓器の不調が色の変化で確認できることもあります。
あきらかにいつもと違ううんちの色をしている時は要注意!まずは理想的なうんちの色や状態から確認していきましょう。
理想的なうんちは茶色
健康面に大きな問題がなく腸内環境が整っている犬のうんちの色は茶色や濃い茶色になります。犬のうんちの色はいつも食べているご飯の色に影響されるので、濃い色のフードを与えている場合はうんちの色も濃い茶色や黒に近い色になるはずです。
ちなみにうんちの硬さは硬すぎず軟らかすぎずが理想的。うんちをつまんで拾い上げることが出来る程度の硬さがあり、持ち上げるとほんの少し地面に残るのが健康的なウンチの硬さです。
また健康的なうんちはニオイもそれもどきつくないもの。急にうんちのニオイがきつくなった時は腸内環境が乱れている可能性があります。
愛犬のうんちの色がいつもと違う時に注意すべきこと4つ
1.緑色のうんち
緑色のうんちをした時は胃の不調を改善するために草を多量接種してしまった可能性があります。また胆汁に含まれるビリルビンが影響していることもあるようです。
ビリルビンとはうんちを茶色にしている胆汁に含まれている成分。腸の働きが悪く腸内で胆汁が吸収されないまま排出されると胆汁の色である緑色のうんちになることがあります。
胃や腸の不調でビリルビンが吸収されないか、もしくは何らかの病気によりびりビリルビンが正常よりも多く腸内に流れている可能性もあります。
2.黒色のうんち
うんちの色が普段より黒い時は上部の消化器官からの出血が考えられます。胃や十二指腸からの出血の可能性もあります。例えば、口腔内を硬いオモチャなどで切ってしまい出血した場合でもうんちが黒くなることがあります。
犬のうんちの色は食べ物の内容にもとても影響を受けます。フードの切り替えで色の濃いフードを与えた時や、肉類、また鉄分を多く含む食べ物をいつもより多く食べた時は黒い色のうんちになることもあるよう。健康な犬でも黒いうんちをすることがあるので愛犬に与えたものはしっかり確認しましょう。
ご飯の内容に変化がなく突然黒いうんちをした時は消化器系の病気で出血している危険性もあります。数日続く場合は動物病院で診察してもらいましょう。
3.うんちに赤い筋がついている
大腸や肛門付近で出血した場合はうんちに赤く筋のように血がつくことがあります。黒いうんちと同じく消化器官からの出血になりますが、肛門から離れた場所で出血した場合は黒いうんちに、近い場所からの出血であれば血液の色が変化することなく赤い血の色でうんちと共に排出されます。
大腸内の腫瘍やポリープなどの病気が原因になることもありますが、犬の腸内環境は意外と乱れやすいもの。ストレスや食物アレルギーによりお腹の調子を崩し血の混ざったうんちになってしまうこともあります。
一過性の血便で食欲や元気がある場合は問題のないことが多いですが、嘔吐や下痢の症状を伴い、元気がなく血便もなかなか治まらない時は受診が必要になります。
4.白色のうんち
白っぽいうんちも注意が必要な色。胆嚢や肝臓、すい臓などの機能が低下している可能性があります。胆嚢や肝臓の働きが低下すると胆汁の分泌が少なくなりうんちが白くなることがあります。
また膵臓の機能が低下してしまうと脂肪を分解することが出来ず泥状の白っぽい脂肪便が排出されることも。
その他カルシウムの過剰接種や骨のおやつの与えすぎでも、白っぽいうんちになることがあるのでご飯の内容やおやつは気をつけて与えましょう。
まとめ
我が家の愛犬もうんちの色は一定ではありません。現在は手作りご飯を与えていますが以前ドライフードを食べていた時はやはりフードの色がうんちの色になっていました。
今現在、たんぱく質に豚肉、また牛肉を与えると濃い茶色になり、鶏むね肉を与えると薄い茶色のうんちをします。食べている物がうんちの色に影響しているのがはっきりと分かります。
与えているご飯やおやつを全く変えていないのにうんちの色が突然変わった時は注意しましょう。