仲が良くない犬同士が見せる仕草
1. 犬歯を剥き出しにして唸る
姿勢を低くして犬歯を剥き出しにしているときは「いつでも噛み付いてやる!」と攻撃態勢を取っています。鼻の上にシワを寄せて低い声で唸っていたら、相手を追い払おうとする気持ちを表しています。
2. ずっと吠え続けている
吠える行為には「恐怖・威嚇・不安・要求」など様々な理由があります。どれにも共通するのは、相手や飼い主へ状況を知らせるサインだということです。いずれにせよ吠え続けているのであれば、仲良くなるには少々時間がかかると思います。
3. お互いに歩み寄る気配がない
一定の距離を保った状態でお互いに近付く様子がなければ、警戒心が解けていない状態と言えます。犬同士の挨拶におしりの匂いを嗅ぎ合うコミュニケーションがありますが、距離があるうちはそれもなかなか不可能に近いでしょう。無理に近付けようとするのは、控えた方が良いです。
4. 背中の毛を逆立てている
気持ちが高まり、緊張して興奮状態になると、首筋から背中にかけての毛が自然と逆立ちます。あまり見かけない姿を見て、驚く飼い主さんもいるでしょう。相手に自分を大きく、強く見せようと主張している仕草になります。
喧嘩になってしまう原因は?
上下関係を決めようとしている
犬の感情の一つに「序列意識」があります。例えば多頭飼いの場合、後から来た犬に対して、先住犬が上下関係を作ろうとします。飼い主の愛情を独り占めしようとする嫉妬心も、喧嘩になる要因となり得るのです。
基本的な社会化が出来ていない
生まれ持った気質もありますが、子犬は社会化をマスターするまで、周りとの接し方が上手に出来ません。じゃれているうちに相手を噛んだりすることで、加減が分からず喧嘩が勃発したりします。成犬であっても、他の犬と接する機会が少なかったりすると、社会化出来ていないことがあります。
相性がイマイチな犬たちとは?
性別:オス✖️オス
絶対とは言い切れませんが、オス犬は縄張り意識や闘争心が強く、お互いに相手を威嚇しようとするため、トラブルに発展しやすいです。去勢手術をすると落ち着くこともありますが、一番飼うのが難しい性別のペアになります。
性格:気が強い犬✖️臆病な犬
極端に臆病な性格の犬は、一方的に吠えられたりマウンティングされたりすると、怯えてストレスだけが蓄積されていきます。おとなしくしているように見えるのは、一生懸命嫌な状況に耐えているだけかもしれません。将来犬嫌いに育つ原因ともなり兼ねないので、初対面の犬と接するときは注意して見守りましょう。
まとめ
最初こそ仲が良くないように見えても、会う回数を重ねて接していくうちに、関係性を構築出来るケースもあります。一度喧嘩をしたからといって、仲良く出来ない訳ではありません。
社交性のある犬に育てるためには、小さいときからたくさんの人や犬に会わせて、周りと触れ合う機会を作ってあげることです。子犬の吸収力は想像以上!積極的にドッグカフェやドッグランへ連れ出しましょう♡