犬のテンションが異常に低い…どうして?
昨日はとても元気に走り回っていたのに、なぜか今日はテンションが低い愛犬…いったいどうしたのかと心配になってしまいますよね。犬のテンションが異常に低いとき、いったいどのような心理状態が考えられるのでしょうか。
1.叱られたことに対して落ち込んでいる
もしもその日、愛犬のいたずらやトイレの失敗などに対して叱っていた場合、叱られたことに対して落ち込んでいる可能性があります。
犬によって性格も大きく異なるので、ケロッと切替えの早い子もいれば、怒られたことを気に病み、長い時間落ち込んでしまう犬もいます。後者の場合は、テンションが異常に低くなることも考えられます。叱られた後からテンションが低くなった場合は、十中八九、叱られたことが原因でしょう。
2.飼い主の機嫌が悪く怖がっている
犬は飼い主の行動や様子をよく見ています。様子から感情を読み取る能力にも長けているため、その日の飼い主の機嫌が悪いと察知してしまいます。不機嫌な飼い主を察している犬は、「何だか飼い主さんの機嫌が悪いな」「ちょっと怖いな」と感じて、いつもよりテンションが低く、静かにしていることが多いです。
もしも飼い主の機嫌が悪くないのに、遠くから飼い主のご機嫌を覗っているような態度を見せている場合は、飼い主の言動を見て不機嫌だと勘違いしているか、あるいは飼い主の知らないところで悪さを働いてしまっている可能性が考えられます。
3.飼い主に構ってもらえず寂しい
「構って」とアピールしても構ってもらえなかったり、いつもより留守番の時間が長かったりする場合、飼い主に構ってもらえない寂しさから、異常にテンションが低くなることも珍しくありません。「どうせ構ってくれないんでしょう」と拗ねていたり、「こんなに長時間放置して…」と呆れていたりといった心理状態が考えられます。
このように拗ねている場合、飼い主が呼びかけても無視したり、反応が薄いといったサインが見られたりします。きちんと謝り、愛犬とのスキンシップタイムをいつもより多めに設けましょう。
4.生活環境が悪く居心地の悪さを感じている
ここ数日、犬のテンションが低い日が続いている場合、愛犬が過ごしている部屋の環境が悪いことも考えられます。暑すぎたり、寒すぎたり、外から騒音が聞こえていたりと、様々な状況が考えられます。
季節の変わり目であれば、エアコンを使用するなどして対応し、工事の音に不安を感じているようならば、出掛けるときにテレビを点けっぱなしにしたり、過ごす部屋を変えてあげたりと、愛犬にとって良い方法を考えてあげましょう。
5.何かを我慢している
何かを我慢しているときもテンションが低くなります。例えば、雨の日はお散歩に行かないご家庭であれば、雨が降っていることに気付き、「今日はお散歩中止か…」とガッカリしているのかもしれません。
このように、飼い主の気付いていないところで何かを我慢していることも多いです。我慢も必要ですが、我慢させすぎてしまうとストレスになるので、愛犬の要望も聞き入れてあげてくださいね。
犬のテンションが低いときはどうするべきか?
愛犬のテンションが低いと感じたとき、飼い主はどのように対応するべきなのでしょうか。それぞれの理由に合った対応をする必要があります。飼い主に構ってもらえずテンションが低い場合は、なるべく早く、愛犬とのスキンシップタイムを設けましょう。ただ撫でるだけでなく、マッサージを兼ねて触れてあげたり、おもちゃを使って思いきり遊んであげたりしてください。
生活環境に心当たりがある場合は、それぞれの原因に合った対応を考えてください。隣にいて包み込むように抱き寄せてあげるなど、気持ちを落ち着かせてあげることはできます。他にも、別のことに夢中にさせて不安を忘れさせるといった方法もあります。
叱られていつも以上に落ち込んでいる場合は、叱り方に問題がなかったか思い返してみましょう。大きな声で怒鳴ったり、手を上げたりしていませんか。飼い主に対して恐怖感情を抱いている可能性もあるので、叱り方を見直してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬のテンションが低いとき、様々な理由が考えられます。どのようなタイミングで、どのような状況でテンションが低くなっているかを分析し、それぞれに合った対応をしましょう。