犬と暮らして感じる「良いこと」
家族という存在であること
犬と暮らして感じる良いことは「私には家族がいるんだ」という心強さや安心感があるということです。とくに一人暮らしでは強く感じることです。家を出る時に「行ってきます」という相手がいること、見送ってくれる相手がいるということが喜びになります。
悲しい出来事があり家に帰った時、一人きりではつらいですよね。家族にだって話せないこともあります。帰宅を喜んで甘えてくれる犬がいるというだけで、悩みも全部飛んで行ってしまいます。
何かを悟ったかのようにそっと寄り添ってくれることもあります。家族がみんなが寝静まった家に帰る時、犬だけが起きて出迎えてくれる。夜遅くまで働く人にとって何よりも癒しになる時間です。
交流が増えるということ
犬と散歩をするだけで、人との交流が増えます。一人歩いているだけでは誰も声をかけたりしません。挨拶を交わすこともないでしょう。しかし、犬と散歩をしていると色んな人が声をかけてきます。「犬」という存在がそこにあるだけで、人は人に声をかけやすくなり、会話や笑顔が生まれます。
犬という家族がいなければ、知り合うことも友達になることもなかった、そんな人がたくさんできます。ドッグランやドッグカフェに遊びに行ってみよう、ドッグイベントやしつけ教室に参加してみよう。自然と出かける機会が増え、仲間も増えます。
家族との会話が増えること
「犬がいなければ私たちに会話はない」そんな風に話すご夫婦がいます。毎日同じように過ごし、特別な出来事もなく、会話になるような話題も思い浮かばないそうです。
しかし、犬がいるだけで家族に自然と会話が増えます。犬がリビングにいると、家族みんながリビングに集まるからです。犬がボールを追いかけるだけでみんなが笑顔になります。散歩中に起きた出来事を家族に話したくなります。
犬と暮らして感じる「悪いこと」
予想以上にお金がかかるということ
- 食費(ごはん)
- 生活費(ペットシーツなど)
- 医療費(予防注射や予防薬など)
犬と暮らすとどれくらのお金がかかるのか、目安を考えることはできます。しかし、実際にどれくらのお金がかかるかはその犬と暮らしてみなければわかりません。
犬は人間よりもずっと早く老います。7歳を迎える頃にはシニアと呼ばれるようになり、体調を崩すことも増え、治療費も増えます。与える食事や栄養素も変わってきます。特別な食事が必要になることもあります。週1回の通院が必要になることもあります。
お金がかかるからといって、必要な治療を受けさせてあげることができない、必要なものを与えてあげることができないというのでは、犬を必ず不幸にしてしまいます。
理想通りではないということ
犬との暮らしに憧れを抱く人は多くいます。しかし、犬とこんな風に暮らしたいという理想を思い描いて家族に迎えると大変なことになってしまうかもしれません。
大人しい犬種だと聞いて飼ったのに暴れん坊で全く言うことを聞いてくれない。人懐っこい性格の犬種だと聞いて飼ったのに飼い主を噛み、他人を威嚇する。去勢手術をしたのに家中にマーキングをする。
完璧な人間がいないことと同じように、飼い主さんの理想通りの犬もいません。お互いが安全に快適に暮らすためには、基本的なしつけを徹底して行うことも必要です。時間も根気強さも必要ですが、理想通りではないからといって犬を手放してしまうことがないよう、十分に行う必要があると思います。
まとめ
犬と暮らして感じる「良いこと」を3つのテーマで、「悪いこと」を2つのテーマで解説しました。
- 家族という存在であること
- 交流が増えるということ
- 家族との会話が増えること
- 予想以上にお金がかかるということ
- 理想通りではないということ
犬との暮らしは日々変化します。良いことも悪いことも起きます。どんなことにも冷静に判断し、一人で考えて悩まないこと、身近な人や獣医さんなどのプロに相談すること、じっくり考えて自分にできる範囲で愛犬にとって最も良い判断をすることなどが大切だと思います。
犬との暮らしは良いことばかりではありません。でも、悪いことばかりでもないからやめられないのだと思います。
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50代以上 男性 シロクマワンコ