①ポメラニアン
ポメラニアンは毛がふわふわで愛らしい見た目をしています。特に子犬の時期は、ふわふわころころで、寝ている姿などはまさにまん丸♡
とってもかわいらしいポメラニアンはフレンドリーで人に懐きやすいので、飼いやすい犬種でもあります。ただし、体の小ささに反して活発で勇敢な一面も持ち合わせています。
見知らぬ人や環境に対して警戒心を持やすく、吠えて威嚇することなども多く見られます。それほど大きな声ではありませんが、甲高く響く声でキャンキャンと吠えるので、住宅密集地や集合住宅では近所迷惑になってしまうこともあります。きちんと社会化やしつけを行って、吠える必要がない場面では静かにしていられるように教えてあげましょう。
②ウェルシュ・コーギー
足が短く胴体も丸っこいコーギーは、ころころとして愛らしい見た目をしています。ただし、いくら愛くるしいからといって、ころころにさせすぎはいけません。コーギーは太りやすい体質な上、胴長犬種で腰への負担がかかりやすいのでヘルニアになってしまうことがあります。
また、いざダイエットをしようと思っても関節への負担を考えると、激しい運動はできません。できるだけ太らせないように食事管理と適度な運動で予防してあげましょう。
性格的には飼い主に忠実で穏やかな性格なのでとても飼いやすい犬種です。しかし、牧羊犬としての本能で、自転車や子どもなど動いているものを追いかけて噛んだりすることがあるので、行動をしっかりコントロールできるようにしつけをしておく必要があります。
③豆柴(柴犬)
柴犬は人気の高い日本犬種ですが、中でもやや体の小さな個体を豆柴と呼ぶことがあります。柴犬らしい分厚い被毛とくるんと丸まった尻尾を持ち、やや幼さが残るような顔立ちなので、子犬のような愛らしさを持っています。走っている姿はころころとしていて、とてもかわいらしいと思います。
しかし、豆柴といっても犬種としては柴犬であることには変わりありません。柴犬は飼い主に対してとても忠実で我慢強い性格を持っていますが、頑固で気難しい一面も持っています。
警戒心や自立心も強く、必要以上にかまわれたり見知らぬ人になれなれしくされることを嫌がることもあります。豆柴を飼う時は、小さな頃からしっかりとしつけをして信頼関係を築き、十分に社会化を行うことをおすすめします。
④フレンチブルドッグ
鼻ぺちゃ犬として人気の高いフレンチブルドッグも、顔や体に丸みがあってころころとかわいらしい姿をしています。とてもひと懐こくて愛嬌があり、温厚な性格なので飼いやすい犬種だと思います。また、活発な一面もあるのでたくさん遊んだり運動させるととても喜ぶでしょう。
性質的には飼いやすい犬種ですが、体のケアの面では色々と注意しておくべきことがあります。ころころとしてかわいらしい姿からも想像がつくと思いますが、太りやすい傾向にあるので食事や運動で体重管理をしっかりと行う必要があります。
また、マズル部分が潰れているため呼吸器系や消化器系にトラブルを起こすことも少なくありません。熱中症にかかりやすかったり、食事を詰まらせることがあったりと心配な部分もあるので、日頃から体調管理に気を配り、温度・湿度など適切な環境になるよう調整してください。
まとめ
ここでは、ころころとしてかわいらしい犬種を紹介してきました。しかし、かわいい見た目に反して警戒心が強かったり、好戦的な性格を持つ犬もいます。もしもころころして可愛い犬種を飼いたいと考えているのであれば、見た目だけにまどわされず、それぞれの犬種が持つ気質や性格をきちんと調べるようにしてくださいね。
また、特に子犬の時期は本当に丸っこくてかわいい姿を見せてくれると思います。ここで挙げた犬種以外でも同様の傾向があり、大型犬でもふわふわころころでぬいぐるみのようなかわいさがあります。
しかし、犬は成長するにしたがって姿を変えていきます。小さな頃のかわいさに変化があると「思っていた犬と違う」などとがっかりしてしまう人もいるようなので、飼う前に成犬の姿も確認しておくといいかもしれませんね。とは言え、一度飼い始めたらどのような姿になろうとも一生愛し続けて欲しいものです。