犬が飼い主に呆れることはあるの?
犬はとても感情豊かな動物なので、人間と似た感情をたくさん抱きます。例えば、「嬉しい」「楽しい」「悲しい」「寂しい」「イライラする」といった感情は、犬もよく感じます。
また、犬は飼い主や他の人の行動をよく観察しているため、その行動に対して感じる思いも多いです。中には、飼い主の行動に対して「大丈夫?」「しつこいな」と呆れてしまうことも。
過剰なスキンシップや落ち着きのない様子、さらに感情を上手くコントロールできない様子などに呆れる犬は多いです。こうした行動は信頼関係を損なう恐れもあるので、飼い主として気を付けましょう。
犬が飼い主に呆れているときにする態度や仕草
犬は感情豊かな動物なので、喜んだり、悲しんだり、怒ったりと様々な感情を抱きます。中には、飼い主の行動に対して「何やってるの」「もういいや」といった呆れた感情を持つこともあるのです。ここでは、犬が飼い主に呆れているときにする態度や仕草を紹介します。
呼んでも反応が薄い
犬が飼い主に対して呆れているとき、飼い主が名前を呼んでも普段と比べて反応が薄いことがあります。チラッとこちらを横目で見るだけで、すぐに顔を戻してしまったり、中には耳だけで反応したりする犬もいます。
犬が飼い主の呼びかけに反応するのは、飼い主に対して信頼を寄せているからです。飼い主に呆れてしまっているときは、飼い主に対する信頼が低下しているため、いつものようにパッとこちらを振り向いてくれるなどの反応を見せてくれないことが多いです。
「ふっ」と短いため息をつく
飼い主の行動や様子に対して、不満を抱いたり呆れてしまったりしている場合、犬は飼い主を見ながら「ふっ」と短いため息をつくことがあります。
犬のため息には2種類あり、深い「ふーっ」というため息は満足しているときに見せるため息で、「ふっ」「ふん」といった短いため息は、不満やネガティブな感情を抱いているときに見せるため息です。
飼い主の行動に対して「何やってるの」「落ち着きがないな」と呆れているときにも、「ふん」「ふっ」といった短いため息をついて呆れていることを表すことがあるのです。
ぼ~っと無表情で見つめてくる
犬が飼い主を見つめてくるとき、様々な心理が考えられます。見つめてくるときの表情もよく観察すると違いがあり、不安なときは上目遣いでジッと見つめてきたり、嬉しいときは口角を上げて柔らかい表情で見つめてきたりします。
しかし、飼い主が落ち着かない行動を見せたり、慌てて失敗したりするなどの行動を繰り返し見せていると、焦点が合っていないようなぼ~っとした表情で飼い主を見つめてくることがあります。
これは「またやってるよ」「落ち着きがないな。大丈夫?」と呆れているときに見せる無表情です。少々冷ややかな表情に感じるので、気が付く飼い主さんも多いはずですよ。
動きを見せず脱力した様子で触られる
大好きな愛犬とスキンシップをとりたいという思いから、家に居る間はずっと抱きしめたり触ったりとべたべたしている…という人も多いでしょう。「愛犬も喜んでくれているはず」と思いきや、そうとも限りません。あまりにもべたべたと過剰なスキンシップを求めてくる飼い主に対して、「頼りないな」と呆れている犬も少なくありません。
そうした犬は、飼い主に無理やり抱きしめられたり抱っこされたりしているとき、「どうにでもなれ」といった様子で無表情で全く動かず、されるがままの脱力した状態で抱きしめられていることが多いです。
自分からスキンシップを喜び甘えてくる犬は、ポジションを変えたり体を擦り付けてきたりする仕草が見られます。こうした違いを察してあげてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬は様々な感情を抱く動物なので、飼い主に対して呆れることもあります。あまりにも呆れられてしまう行動をとっていると、信頼関係が崩れる恐れもあるので、今回紹介したような態度を見せている場合は気を付けましょう。