1.犬にとって散歩が短すぎる
犬の散歩には…、
- 運動不足解消
- ストレス発散
- エネルギーの発散
- 生活のマンネリ化を防ぐ
- 気分転換
- 社会性社交性を成長させる
- 愛犬とスキンシップできる
- 健康な体を維持する
- 免疫力を高める
- 老化防止
といった数多くのメリットがあります。ですのでなるべく毎日散歩に連れて行ってあげることが大切といえるでしょう。しかし散歩の方法によっては逆に犬にストレスを感じさせてしまうなどのデメリットを与えてしまうことがあるといえます。
たとえば『犬にとって散歩の時間や距離が短すぎる』のは基本的にNGとなります。散歩をする時間や距離が少ないと運動不足になりやすいですし「もっと散歩に行きたいよ~…」と愛犬が不満を感じやすくなってしまうことでしょう。エネルギーを発散できずに体力があり余ることで無駄吠えをしたりイタズラをするようになってしまうことも少なからずあるそうです。
また、たまにしか散歩につれて行かない、数分で自宅に帰る、といった散歩を行っていると愛犬の筋力が衰えやすくなり体が老化しやすくなってしまったり、太りやすくなってしまったりすることも考えられます。
ですので愛犬が満足できる散歩の時間や距離を意識して散歩を行うことをおススメします。ちなみに愛犬の犬種や大きさで理想的な散歩の時間や距離を調べると、愛犬にあった散歩の時間や距離が大まかに分かりますよ。
そして理想的な時間や距離が分かったら実際に散歩中の愛犬の様子を見ながら時間や距離を微調整すると、愛犬を満足させやすくなるといえるでしょう。
2.出会った人や犬と触れ合わせていない
散歩中に愛犬が誰かと触れ合いたいと思っているときに、いつも触れ合わせるのを面倒くさがって相手を避けながら散歩している。そういったことに心当たりがあるのでしたら愛犬にとってNGな散歩方法となっているかもしれません。
犬にとって他の人や犬と触れ合うことは気分転換になりますし、色々な人と関わることで社会性や社交性を育む良いきっかけになります。家族以外の人と関わることで刺激を受け日常がマンネリ化しにくくなるともいえるでしょう。
一方、愛犬が誰かに興味を持っているのにもかかわらず飼い主が触れ合いの機会を奪ってしまうと…、
- 人や犬とどう接すれば良いのか分からなくなる
- 人や犬に対して警戒や不安を感じやすくなる
- 日常がマンネリ化しやすくなる
- 飼い主に依存しすぎてしまう
といったことになりやすくなってしまいます。ですので散歩中に愛犬が他の人や犬に興味を持ったときは、なるべく触れ合わせてあげることをおススメします。家族以外の人や犬、動物と関わることで愛犬はより豊かな時間を過ごせるようになることでしょう。
ちなみに出会った人や犬に対して愛犬が嫌そうにしていたり無関心だったりする場合は、無理に触れ合そうとすると逆にストレスを感じてしまうことになります。基本的には愛犬が興味を持ったときだけ触れ合わせるようにしてあげると良いと思いますよ。
3.同じ道でしか散歩させていない
規則正しい生活をさせるために毎回同じ道を散歩している。そういった行為もNGな散歩方法になりやすいといえます。散歩やお出かけは犬にとって外の世界を見れる唯一の時間となりますので、多くの場合外に出かけるときに愛犬がウキウキすることでしょう。
しかし、毎日同じ道だけで散歩させていると、毎回同じ景色となり出会う人や犬も同じ人たちばかりとなってしまうので刺激が少しずつ薄れていくことになってしまいます。なかには「たまには他の場所を歩きたいなぁ…」そう不満を感じている犬も少なからずいることと思います。
せっかくなら愛犬にはいつも楽しい気持ちになってもらいたいですよね?というわけで愛犬が楽しめるように散歩するルートをいくつか用意してあげましょう。
たとえば家を起点として東西南北の4種類散歩する道順を決めて、毎日散歩する道を変えてみるのはいかがでしょう?ガラッと景色を変えることができ色々なものに興味を持ちやすいので愛犬が満足すること間違いなしですよ。家の周りにいくつも道がない場合は、いつもの散歩道から少しだけ道を変えて散歩をさせるだけでも良いと思います。
少しの変化をつけてあげるだけで「ん?この道はどこに繋がっているんだろう?」と愛犬がワクワクしやすくなりますよ。また、あなた自身も知らない路地を愛犬と探検することで、あなた自身の人生も豊かになりやすいので時間に余裕があるときは積極的に愛犬と共に知らない道を探検してみることをおススメします。
4.飼い主の決めた道しか歩かせていない
犬との主従関係をシッカリするためには飼い主の決めたルートだけで散歩させないといけない。という話を聞いたことがある人はたくさんいることでしょう。この言葉はたしかに合っていると思いますが、私の個人的な意見としてはこれはあくまで飼い主目線となり犬を忠実なペットとして飼う場合のお話だと感じています。
犬からすると散歩中に「あっちの道に行ってみたい」そんな自分の意見をいつも聞いてくれない飼い主に対して不満を感じていることでしょう。
信頼関係がちゃんと築けていたら、愛犬が行きたい道を優先してあげても上下関係が変わることはほとんどありません。むしろときどき意見を尊重してあげることで愛犬と家族(仲間)としての絆が深まりやすいですし、愛犬の心を豊かになりやすいといえます。
散歩のときだけでなくつねに愛犬のおねだりや意見を無視していると、愛犬が無気力になったり自立心が育ちにくくなってしましますので、つねに愛犬の気持ちを無視している人はときどき愛犬の気持ちを尊重してあげてみてはいかがでしょうか。
5.スマホを見ながら散歩させている
近年、散歩中ずっとスマホを触っている飼い主を見かけることが多くなりました。実は犬はこういった飼い主の行為を結構意識していることが多く、同時に不満を感じていることがよくあります。
実際に私の愛犬は、散歩中に私がスマホをいじったときに拗ねたようにジーっと見つめてきたり立ち止まって歩こうとしないことがよくありました。おそらく「私と散歩しているときくらいスマホはやめてよ」と不満に感じているのでしょう。
スマホを見ながら散歩をすると愛犬が不満を感じるだけでなく、周りが見えなくなるので愛犬が歩行者や自転車などにぶつかるなどのトラブルにあいやすくなってしまいます。ですので散歩中はスマホを見ないようにしましょう。散歩は犬にとって楽しみの1つとなりますので、愛犬と一緒に思いっきり楽しむことだけを考えてあげてくださいね。
まとめ
今回は犬が満足できないNGな散歩方法を5つご紹介しました。犬にとって散歩はとても大切なものとなり外の世界に触れられる貴重な時間でもあります。愛犬が満足感を得られるくらいの散歩ができると体や心に良い影響を与えることができますので、いつも愛犬が楽しめる散歩を心がけてあげましょう。