犬がクンクンと鳴く時の心理とは?
皆さんの愛犬は、「クンクン」と鳴くことはありませんか。飼い主の目の前まで来て「クンクン」…あるいは飼い主が見ていない場所から「クンクン」…さまざまな状況で聞くことのある鳴き声ですが、一体どのような心理状態を表しているのでしょうか。
1.自分に注目してほしい
飼い主の目の前や飼い主のことを見つめながら「クンクン」と高い声で鳴いている場合は、「そっちばかり見ていないで、僕のことも見てよ」と自分に注目してほしいと思っているサインです。
飼い主がテレビやスマホばかりに夢中になっていると、なかなかかまってもらえず、どうにかかまってもらいたいという思いを鳴き声で表しているのです。
家事などで忙しい時は「ちょっと待ってね」と優しく声をかけて持っていてもらいましょう。忙しくない時であれば、愛犬との時間を設けてあげてくださいね。
2.飼い主に甘えたい
単純に飼い主に甘えたい時にもクンクンと高い声で鳴いてみせることがあります。しかし、前述した「自分を見てほしい」時よりも切羽詰まっていないので、柔らかい鳴き声であることが多いです。
「撫でてほしいな」といった甘えから、飼い主が帰宅したことによって寂しさを埋めるように甘えたいと感じている事もあります。
あまりにも甘えん坊すぎると分離不安の可能性が疑われますが、そうでない場合は、ぜひスキンシップをとって甘えさせてあげてくださいね!
3.不安を感じている
どこか弱々しげにクンクンと鳴く場合は、不安を感じている可能性が高いです。飼い主が外出の準備をしていたり、外から聞き慣れない音が聞こえたりした時に見せることが多いです。
外出時にクンクンと鳴いている場合は、あまりかまってしまうと余計に寂しく不安になってしまうので、できるだけかまわないようにしてください。
しかし、他の理由で不安を感じているようであれば、隣に座って落ち着かせるなど、愛犬の不安が軽くなるような行動をとってあげましょう。
4.何かを要求している
おやつのある場所を見ながら、あるいはリードをくわえながらクンクンと鳴いている場合は、要求鳴きです。「おやつ食べたいよ!」「散歩に連れて行って!」というような気持ちを鳴き声で伝えています。
例えば、そのタイミングがいつも散歩に行く時刻であるならば、そのまま散歩に連れて行っても問題はありません。
しかし、与えるタイミングでないときにおやつを要求してくる場合は、応えてはいけません。一度応えてしまうと「こうすればもらえる」と勘違いしてしまい、わがままがエスカレートしてしまう恐れがあります。
5.体に違和感を抱いている場合も
以上の心理に心当たりがない場合は、体調に異変を感じている可能性も疑いましょう。愛犬の様子や行動い、普段とは違った点がないか探してみてください。
例えば、体全体を触り、「キャン!」と痛がるような様子を見せたり、ぶるぶると小刻みに震えて見せたりするようであれば、何らかの体調不良や怪我を負っている可能性が高いです。なるべく早くかかりつけの動物病院へ連れて行き、診察してもらいましょう。
まとめ
今回は、犬がクンクンと鳴く時の心理を5つ紹介しました。クンクンという鳴き方1つでも、状況や鳴いているときの声、様子などで心理が異なります。それぞれに合った対応をして、愛犬と正しく絆を深めましょう。