犬の歯が折れてしまうNG行為3選!固いおもちゃを与える際は要注意!

犬の歯が折れてしまうNG行為3選!固いおもちゃを与える際は要注意!

愛犬の歯や口腔内の健康は生活の質に関わる重要なポイントです。歯周病だけではなく、愛犬の歯が折れる危険性があることをご存知でしょうか?しかもその原因のほとんどが「良かれと思って与えている一般的なもの」なのです。今回は生活の中にある「愛犬の歯が折れてしまう危険」についてまとめました。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1.硬すぎる物を与える

デンタルガムを噛むビーグル

犬は本能的に「噛みたい衝動」がある

犬は人間よりも強い顎を持っており、本能的に「噛むこと」を必要とします。歯が抜け替わる子犬の頃にはムズムズ感によって何かを噛みたい衝動が強くなりますが、成犬になってからもその子にとって噛み心地が良い物を噛みたがることも多いです。

犬が歯を折る原因の9割以上が「硬い物を噛んだから」

犬用のおもちゃや歯磨きガムなどには「犬が噛むこと」を想定して作られているものも多いです。しかしそれらを噛み続けると歯が折れてしまうこともあるため注意が必要です。

犬が歯を折る原因の9割以上が「硬い物を噛んだ」ためで、犬が歯を折る原因となる硬い物で最も多いのが「ひづめ」、次に多いのが「硬いデンタルガム類」であるという報告もありました。(参考文献:高橋香『歯が折れてしまいました!さぁ、どうしよう?1.犬と猫の破折歯の疫学的特徴』)

愛犬に与えるものは「手で曲がる柔らかさ」が安心

  • 硬いプラスチックのおもちゃ
  • ひづめ
  • アキレス腱
  • 硬い革

これらは歯が折れるリスクが高く、推奨しない獣医師もいます。アメリカの食品医薬品局(FDA)では、骨は犬に安全ではなく深刻な問題を与えることを注意喚起しています。愛犬に与える「噛んでも良いもの」は、手で曲がるくらいの硬さのものを選ぶと安心です

2.ケージに入るのが嫌い

ケージを噛むハスキーの子犬

「出してよ!」とケージをガジガジしてしまう子は要注意!

子犬が歯を折ってしまう原因の中に「ケージを噛み続けたこと」があります。子犬の時は好奇心も旺盛で遊び盛りであることや、飼い主さんと離れると不安を感じやすいこともあり、ケージに入れると「出してよ!」と過剰なアピールをしてきてしまうことも少なくありません。

乳歯は永久歯に比べてもろくて小さいため、外に出たくてケージをガジガジしてしまうと歯が折れてしまうこともあります。

乳歯だからといって安心はできない

乳歯が折れてしまっても「永久歯が生えてくるから心配ないのでは?」と感じてしまうかもしれませんが、乳歯の破損がこれから生えてくる永久歯に悪影響を及ぼすこともあります。乳歯だからといって放置せず、受診して安全を確認してもらいましょう。そしてケージに良いイメージを持ってもらうための「ケージトレーニング」も始めると良いでしょう。

3.愛犬の安全が保たれていない

階段に居るチワワ

割合は少ないが「事故」にも注意しよう

犬が歯を折る原因の9割以上が「硬い物を噛んだから」ですが、そのほかの原因は「ぶつかったり落ちたりする事故」です。愛犬が何かにぶつかってしまったり高いところから落ちてしまったときに、歯が物にぶつかって折れてしまうという外傷的なものです。おうちの中だけでなく、お散歩中の交通事故にも気を付けてあげなくてはいけません。

おうちの中の「落下」や「衝突」の対策をする

おうちの中の「愛犬が落ちそうなところ」にペットゲートを設置して立ち入り禁止にしたり、滑りそうな床や階段にマット等を敷いたりするなど室内の安全を保つ工夫をしましょう。

愛犬が小型犬でソファーやベッドなどに上りたがる場合は、飛び降りなくても良いようにペットステップやスロープを設置すると安心です。また愛犬がそばにいることに気が付かず、思いっきりドアや扉を開けてしまうのも注意しましょう。

お散歩中の「脱走」も交通事故を起こす危険がある

お散歩中は自転車や自動車に接触しないよう、リードでしっかり愛犬を制御してあげましょう。首輪やハーネスがスルッと抜けてしまう脱走もあるため、それらのサイズが合っているかチェックしたり定期的に安全点検を行いましょう。

まとめ

口を開けて歯が見えている犬

犬の歯が折れる原因で最も多いのが「硬い物を噛んだから」であることは意外でした。犬のイラストには骨も一緒に描かれていることもあり、犬は骨のような硬い物を噛むのは当たり前のように感じる方も多いのではないでしょうか。

愛犬の「噛んで良いもの」で人気の「ひづめ」で歯を折ってしまう子が多いということは覚えておきたいですね。また噛むアイテムだけでなく、ケージを噛んでしまう子も同じく注意が必要です。そして割合は少ないものの、何かにぶつかったり落下したりといった「事故」にも気を引き締めて注意したいですね。

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