犬が吠える理由とは
犬が吠えるのは、感情や気持ちを相手に知らせるための表現方法です。「うるさい!」と一喝する前に、犬が伝えようとしている心の声に、そっと耳を傾けてみてください。
《ポジティブ編》
- 嬉しくて喜んでいる
- 遊んでほしくてアピールしている
- 甘えている
《ネガティブ編》
- 恐怖を感じている
- 威嚇している
- 退屈でイライラしている
ポジティブ or ネガティブどちらの理由であっても、様々な感情により吠えることはあります。犬のボディランゲージにも注目してみましょう。
あれ、犬が吠えなくなった…どうして?
1. 体が不調で苦しい
実は、声が出せないときは体の不調を訴えていることが多く、かなり辛いと感じている状態です。他に見える変化としては「食欲が落ちる」「表情が暗い」といった様子が見られます。加齢によって吠えなくなる犬もいますが、年齢だけで決めつけてしまうのは危険です。
2. 凄く疲れている
毎日しっかり体を動かして、十分に運動できている犬は、吠えることを含めた問題行動が少ないと言われています。また、来客が訪れて知らない人間が家にいたりすると、慣れない環境で疲労が溜まってしまう場合があります。そんなときは、静かなスペースでゆっくり休ませてあげましょう。
3. 満足している
欲求が満たされて満足しているときは、吠える頻度が少なくなります。例えば、飼い主がずっと一緒にいてくれたらどうでしょうか?ストレスが軽減され、リラックスして過ごすことができます。つまりは、吠える必要がなくなるのです。
犬はみんな吠えるのが普通?
犬であれば、どの犬も吠えるのが普通なのでしょうか?比率でいうと、確かに吠える犬の方が多いかもしれません。とはいえ、犬種や性格、育つ環境によって違いがあるため、中には吠えない犬もいます。
例えば「バセンジー」という犬種は、吠えない犬として有名です。マイペースなおとなしい性格で、鳴き声はどことなく笑い声に似ています。他にも「ゴールデン・レトリバー」や「パグ」は比較的吠えない犬種とされています。
老犬が吠えなくなるのは病気のサイン?
人間もそうですが、歳を取ると病気になる確率が高くなります。老犬の場合、吠えなくなったときは病気の始まり、または病気が進行しているサインかもしれません…!
《考えられる病気》
- 肺炎
- 悪性腫瘍
- 心臓病
- 甲状腺機能低下症 など
毎日愛犬と一緒に過ごしている飼い主の直感はあながち間違っていないので、決して軽視するべきではないのです。定期的に動物病院を受診しましょう。
まとめ
元々吠えない犬は別として、いつも吠える犬が吠えなくなったときは、他にも気になる症状がないかどうか観察してみてください。衰弱している場合は命に関わる怪我や病気が隠れている可能性がありますので、すぐに動物病院へ連絡してください。深夜や早朝の時間帯だったとしても、夜間救急病院であれば受診が可能です。
愛犬の異変に気付けるのは飼い主だけです。かかりつけ医が近くにいると安心ですが、状況によっては、セカンドオピニオンを受けることも選択肢として考えてみましょう。