犬が「寒い」と感じているときにする仕草や行動とは
冬になると室内にいても寒いと感じてしまいますよね。それは人間だけでなく犬も同じです。ここでは、犬が「寒い」と感じているときにする仕草や行動を紹介します。
1.ぶるぶるっと小さく震える
犬は寒さを感じると、ぶるぶるっと小さく震えることがあります。人間も寒くなると体が震え始めますが、その現象と同じです。
2.飼い主の隣にぴったり寄り添う
犬は寒さを感じると、温かい場所を求めます。暖房器具を使っている場合は、暖房器具の前に居座ることがありますが、飼い主の隣にぴったりと寄り添うことで、飼い主の体温を感じようとする犬も多いです。
また、飼い主は寒いと感じるとブランケットなどで体を寒さから守る人が多いです。犬はその行動をしっかり見ているので、そのブランケットを一緒に使おうと考えて近付いてくることもありますよ。
3.体を丸める
私たちも寒さを感じると、手を腕に当てるようにして背中を丸めるような仕草をすることがありますよね。犬も同じように寒さを感じると体を丸めることが多いです。体を丸めることで体温を逃がさず、体が密着するため、温かさを感じるからです。
4.ベッドなどの温かい場所から動こうとしない
ベッドやソファーには、ブランケットや布団、毛布などが置かれていますよね。犬もそれを知っていることが多いため、温もりを感じられる場所に移動したり、その場所から動こうとしなかったりといった行動を見せることは多いです。
また、飼い主と一緒にベッドで眠る習慣がある犬の場合、いつもは飼い主と一緒に起きるはずが、寒い日はしばらく布団の中に潜っているということも珍しくありません。他にもホットカーペットの上から動かない犬も多いです。
5.吠える
ごくたまにですが、あまりにも寒く、飼い主に助けを求めようとする際、犬は吠えたり「クゥ~ン」というような声を上げたりすることで、飼い主に「寒いよ。どうにかして!」と助けを求めることがあります。
前述したように、ここまで直接的に訴えかけてくるということは、我慢の限界である可能性が高いです。すぐにブランケットを渡したり、暖房を使って室内を暖めたりしましょう。
犬の「寒い」サイン…見逃すとどうなるの?
もしも上記のような「寒い」という愛犬からのサインに気付かず、そのまま放置しているとどうなってしまうのでしょうか。
まず、体が極端に冷えてしまうと、血液の循環が悪くなります。そのため、免疫力が低下し、感染症などにかかりやすくなるという影響が考えられます。
また、体調不良に陥り、食欲不振や腹痛、下痢、嘔吐といった症状を引き起こす恐れもあるので、「寒い」サインを見せたら寒さ対策を行ってください。特に子犬や高齢犬などは、寒さによる体調不良を引き起こしやすいです。気を付けましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬は寒いと感じているとき、様々な仕草や行動で伝えています。そのまま放置していると体調不良を引き起こす恐れがあるので、すぐにブランケットで包んであげたり、暖房器具で室内を暖めてあげたりしましょう。