犬も人間と同じ理由で震えることがある
愛犬が震えているのを見たことがある飼い主さんも多いと思います。犬も人間と同じく生理現象で体を震わせることがありますが、口元だけプルプルと震わせることも稀にあるようです。
犬の体が震える理由
人の体が震えるのは病気が原因でない限り生理現象のことが多いですよね。寒くてブルブルっと体が震えるのは、筋肉を動かすことで体の中で熱を作り出し少しでも体温を維持するため。
低体温になることを防ぎ命を守るための生理現象のひとつです。犬もまったく同じ理由で体全体を小刻みに震わせることがあります。
口だけプルプル震えることはあるの?
全ての個体に見られる現象ではないと思いますが、なかには精神的、また心理的要因や体調不良、高齢などが原因で口をプルプルさせることがあるようです。健康面にまったく問題のない理由もあれば、気をつけてあげなければけいない理由もあります。
犬が口をプルプルさせている時の心理3選
1.緊張している
犬は不安なことがある時や恐怖心また警戒心を抱き緊張した時に口がプルプルと震えてしまうことがあるようです。気持ちが緊張すると筋肉も緊張状態になるため起こる現象のよう。
愛犬が苦手と感じ緊張してしまう状況は把握できていますか?犬は緊張した時にプルプルと口を震えさせる以外にも、あくびをしたり鼻先を舐めるなどの仕草をとります。なかには緊張感が高まりすぎて肉球に汗をかく子もいるようです。
個体差はありますが犬が不安や恐怖を感じやすいものは大きな音。花火大会の爆音や掃除機の音、そして雷の音が大っ嫌いなワンちゃんはとても多いはず。その他、動物病院など苦手な場所にいる時や、お散歩中に嫌いなワンちゃんと出会ってしまった時などに緊張しているかもしれません。
強いストレスに繋がってしまわないよう、愛犬が緊張してしまう場面は出来るだけ避けて過ごしてあげましょう。
2.興奮している
犬は恐怖心や警戒心から興奮してしまうこともありますが、嬉しくて大喜びしながら興奮することも多々あります。そんな時にも口をプルプルさせるワンちゃんがいるようです。
例えば大好きな飼い主さんの帰宅時や、お気に入りのおもちゃを与えてもらい一緒に楽しく遊んでいる時などに、ワクワクする気持ちと共に口もとの震えが見られることがあります。
もちろん健康面に問題のない可愛らしい震えですが、犬はあまりにも興奮してしまうと自分自身をコントロールすることが出来なくなってしまいます。
高くジャンプしすぎて転んでケガをしてしまったり、楽しく飼い主さんと遊んでいる最中に誤って噛んでしまったりとちょっとした危険もあります。ほどほどのところでクールダウンできるように教えてあげましょうね。
3.こわい
犬は怖い思いをすると口をプルプルと振るわせることがあります。動物病院のように「注射など痛いことをされた」「飼い主さんから離れて不安だった」などの怖い思いをした場所に行くと震えることがあります。
緊張とは異なる恐怖を感じると震えてしまうのは私たち人と同じでしょう。
まとめ
犬も人間と同じ理由で体の一部、また体全体を震わせることがあります。健康面に問題のない理由であることが多いですが、犬は言葉で体調不良を伝えることが出来ないうえに痛みを隠すことが上手な生き物です。少しでもいつもと違う口の震えが見られたらしっかりと原因を突き止めてあげましょう。