1.「待て」と指示する
ふとしたときに愛犬がすごく興奮してしまうことってありますよね？例えば、遊びに夢中になったり気になる誰かを見つけたりしたときに、はしゃぎ回ってしまうことがあるかと思います。
犬が興奮しすぎているときに放っておくと周りに迷惑をかけてしまうだけでなく、犬自身も関節を痛めてケガをしてしまう危険性がありますので、なるべく早く落ち着かせることが大切となります。
犬を落ち着かせる方法としては、一般的に『待て』のコマンドがとても効果的といわれています。実際に私も愛犬を簡単に落ち着かせる方法として「待て」と指示することがよくあります。待てをさせるときには指示の仕方がいくつかあるのですが、私のおススメなやり方はまずはじめに『おすわり』をさせます。
それから「待て」と指示します。このように犬が一呼吸おける時間を作ることで、ただ「待て」と指示するときよりも簡単に早く落ち着かせやすくなりますのでおススメですよ。
また「待て」と指示すると同時に愛犬の目の前に手のひらを見せるようにするのも良いと思います。視覚的と声の両方で『待て』と伝えることができるので愛犬の気を引きやすく、すんなり待ってくれやすくなりますよ。
2.他に気が向くように誘導する
私が普段行っている愛犬を落ち着かせる方法を１つご紹介します。どのような方法かと言いますと…、愛犬とは別の方向を向いて何か気になるものがあるかのように大げさに「あれ？」というだけとなります。
犬が夢中になっているものから気をそらすことで興奮しすぎている気持ちを落ち着かせる方法となり、すごく興奮しているときでも「あれ！？」という声は意外と聞こえているようで、「えっ？何？」と愛犬が我に返って周りを気にする素振りを見せることが多かったりします。結構効果がありますので、試したことのない人は一度試してみてはいかがでしょうか。
また似たようなものとしては、ビックリさせて夢中になっていることから気をそらせる方法があります。落ち着かせる方法としては効果があるのですが、ビックリさせてばかりいると愛犬に嫌がられたりストレスを感じさせたりする可能性がありますので、ビックリさせすぎるのはあまりおススメしません。
3.抱っこして優しく撫でる
テンションMAXになったときは抱っこをして落ち着かせる。といった方法を行っている人は割とたくさんいるそうです。この方法は目の前に興奮する対象がいる場合…例えば散歩中に出会った人や犬に対して興奮しているときに、興奮の原因となっている人や犬が隠れるようにしながら抱っこすると簡単に早く落ち着かせやすくすることができます。
そして抱っこをしているときに『優しく話しかける』『撫でる』といったことも同時に行うと、さらに落ち着かせやすくなるといえるでしょう。
4.オヤツをあげる
興奮している犬を一番簡単に落ち着かせる方法、それは『オヤツをあげて落ち着かせる』ことといえるかもしれません。
食べるのが大好きな犬は目の前にオヤツ出されるとすぐに大人しくなってくれることが多いので、テンションMAXのときでもオヤツを見せながら『おすわり』や『待て』を指示するとすぐに落ち着きを取り戻してすんなりいうことを聞いてくれることでしょう。
ただ、この方法は最終手段の奥の手としてなるべく使わないことをおススメします。なぜなら毎回オヤツをつかって落ち着かせていると「はしゃいだらオヤツをもらえる」と勘違いして学習することがありますし、肥満になってしまうことも考えられます。ですのでどうしてもすぐ落ち着かせないといけない！というとき以外は使わないでおきましょう。
まとめ
興奮している犬を落ち着かせるにはおすわりや待てを指示するのが効果的となりますので、『おすわり』や『待て』ができるように日頃からトレーニングしておくことをおススメします。もしおすわりや待てができない場合に愛犬がテンションMAXになったときは、他に気が向くようにしながら落ち着かせると良いと思います。
また、落ち着かせるときは飼い主自身がなるべく冷静な態度や口調で接するようにすると犬が落ち着きやすくなりますので、そういった点も心がけながら接するようにするとさらに興奮した愛犬を落ち着かせやすくすることができるといえるでしょう。
