犬が飼い主以外の人に懐かない理由
飼い主さん以外の人が怖いから
飼い主さん以外の人に懐かない犬にとっては、飼い主さん以外の人は正体のわからない、何をするか全く予想もつかない、宇宙人のような存在でしかありません。どんな怖いことをされるかわからないと考えているのなら、強い警戒心を持つのは無理のないことです。
飼い主さん以外の人に興味がないから
人に対して警戒心を持つことがなくても、飼い主さん以外の人に懐かない犬にとって飼い主さん以外の人には全く興味がありません。無視する、というよりも全く眼中にないのです。
飼い主さん以外の人に好意を持てないから
飼い主さんを深く強く愛し、飼い主さんだけに依存しているような犬は、飼い主さん以外の人に対して、興味を持たず、当然好意も持ちません。
人間に対する犬の反抗的な態度
威嚇する
歯をむき出し、鼻先に皺を寄せて目に怒りを帯びている時は「近づくな!」という強烈な意思表示です。
ぶるぶると震える
体を低くし、全身をぶるぶると震わせている時は怯えて、竦み上がっている状態です。そんな状態で無理に近づいたり、抱き上げたりするのは、犬にとっては目の前に棒を振り上げた人間が立ちふさがっているのと同様の恐怖です。
全く関心を示さない
呼んでも来ない、全く飼い主さん以外の人が名前を呼んでも全く無視し、呼んでも来ません。そして、決して目を合わせず、完全に無視します。
犬が反抗的な態度をとる時の対処法
敵意がないことを理解させる
無理にコミニケションを取ろうとせず、同じ空間にただいるだけ、という距離感を保ちます。犬を直視せず、むしろ「あなたには関心がないよ」というくらいのそっけない態度の方が犬の警戒心を解くことが出来ます。
犬が楽しいと感じる時間を共有する
飼い主さんと共に散歩に同行してもらったり、同じ部屋で食事をしたり、あえて犬と親しくして欲しい人と犬が「家族」として過ごす時間を増やし、犬が楽しいと感じる時間をたくさん共有してみましょう。
焦らず、気長に対処する
一番大切なことは、例え飛躍的に進歩がなかったとしても、家族以外の人に懐かなくても、反抗的な態度を取らないようにするために一番大切なことは、決して焦らないことです。
まとめ
飼い主さん以外に懐かない犬、あるいは飼い主さん以外の人に心を開くのに時間が必要な犬は、人間に対して強い警戒心を持っているのと同時に、自分なりの「信頼できる相手かどうか」の判断材料を多く持っているのではないでしょうか。
とすれば、愛犬がどんな人とでも愛想よく出来るようにと焦ったり、人とのコミュニケーションを強要したりする必要はありません。犬が判断できる状況を整えて、犬が自分自身で考え、進化していく愛犬の変化と成長を見守りましょう。