犬にとっての良くない室内環境の7つの共通点
人間と犬が共存するのは簡単そうで実は難しいもの。すでに犬を飼っている人も、今の環境が本当に適したものなのかと悩むことありますよね。
そこで今回は、犬にとっての良くない室内環境の7つの共通点にスポットを当てました。ぜひ今の環境の見直しチェックをしながら、改善点を探してみてください。
1.転倒しやすい
犬は家の中でも猛ダッシュすることがありますよね。そんな時、フローリングの床では転倒をしてケガをしてしまうおそれがあります。
また、毛足の長いじゅうたんも爪が引っかかってしまうため、犬にとっては過ごしにくい環境となってしまいます。犬の老後を考えても、滑りやすい床や歩きにくい環境は改善した方がいいでしょう。
2.強いにおいがある
犬の嗅覚はなんと人間の1億倍といわれています。そのため、においにはとても敏感。強いにおいのある環境はストレスになってしまうので要注意。
花の香り、フレグランスミスト、消臭スプレーなどは犬にはNGです。人間にはいいにおいでも、犬にとっては不快になってしまいます。
3.有害な食べ物に簡単に手が届いてしまう
玉ねぎやチョコレートなど犬にあげてはいけない食べ物はもちろん、コーヒーやタバコなどをテーブルに残してしまうのもNGです。犬に有害な食べ物に簡単に手が届いてしまう環境は良くありません。
またゴミ箱や観葉植物にも要注意。簡単に犬の手が届いてしまうと、誤飲をしてしまうおそれがあります。
4.ジャンプしやすい家具がある
犬はよじ登って遊ぶのも大好きです。とくにソファーがあるご家庭はのぼってはジャンプをしてしまい、ハラハラしてしまう場面があるでしょう。
ソファー以外にも、棚やスツールなど危険な家具は犬が過ごす部屋に置かない事が最善です。
5.大きな音がする
嗅覚と同じく、犬の耳は優れているため騒音には気をつけなければなりません。テレビや音楽の音が犬の睡眠を妨げたり、工事の音や車が走る音などにも注意したい所です。
このような環境は人間でもストレスに感じてしまいますが、犬も同じであるということを理解しましょう。
6.明るすぎる
犬を室内飼いする際には明るさにも気をつけましょう。そもそも犬は夜行性なので暗い方が落ち着きます。とはいえ、最近の犬は人間の生活スタイルに合わせて夜眠るようになりました。
ただ、夜になったら部屋を暗くしてあげた方が犬はよく眠ることができます。飼い主さんが夜遅くまで起きている場合は、犬が寝る部屋と別にするような配慮も必要です。
また、照明器具も置型よりもシーリングライトのようなタイプを選び、明るさの調整ができる照明を選ぶといいでしょう。
7.気温が不安定
夏は暑く、冬は寒いといった環境は犬にとってつらいもの。人間と同じように過ごしやすい気温や湿度に調節をして、体調管理を行う必要があります。犬をお留守番させる際にも温度管理は徹底しましょう。
犬が暮らしやすい環境へ改善するコツ
犬が安全で快適に暮らせる室内環境を、と考えても意外と難しいものです。ここでは、より快適でケガのない環境へ改善するコツを以下にまとめました。
- 滑らない床材を敷く
- 温度や湿度を調整する
- 危険なものは犬の手の届かない場所へ
- 柵を上手く利用する
- 犬が落ち着く場所を用意する
まず、犬が過ごす部屋に危険な家具、食べ物やゴミ箱などは置かないようにします。台所や階段などに柵を設置するなど、行動範囲を狭めてしまうことも安全対策として有効です。電気コードもしっかり隠して、感電する危険から守りましょう。
床材は犬用のジョイントマットを利用するなど、転倒を防いでください。エアコンの温度は、夏は26度~28度、冬は25度~27度。湿度は50%が目安に設定を。部屋には犬が落ち着くケージやキャリーを設置して、いつでも入れるようにしておくこともポイントです。
人間の赤ちゃん向けの対策が、犬にも有効なことがあります。悩んだ際には参考にしてみてください。安全に過ごせる室内環境づくりをぜひ行っていきましょう。
まとめ
犬にとって良くない環境の共通点7つをご紹介しました。犬を飼う中で「危ない」と思うことがあればその都度改善をしてください。叱る機会を増やすよりも、犬の行動を制限してあげた方がお互い暮らしやすくなります。ぜひこの機会に室内環境のチェックと改善を行いましょう。