犬が『いたずら』をしてしまう心理4選!どうやってやめさせるのが一番いいの?

犬が『いたずら』をしてしまう心理4選!どうやってやめさせるのが一番いいの?

いたずらばかりする愛犬を見て「どうして悪さばかりするんだろう?」そう疑問に思ったことはありませんか?犬はさまざまな理由でいたずらをしますので、問題を改善するためにはまず犬の気持ちを知ることが大切といえるでしょう。

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1.好奇心・本能でいたずらをしている

悪さをする犬

犬がいたずらをする理由はたくさんあります。たとえば…シンプルに好奇心でいたずらをすることは珍しくありません。犬はもともと狩りをしながら生きていた生き物となります。

かつては寝床をつくるために地面を掘ったり、食べ物を他の仲間や動物にとられないように隠したり。獲物を弱らせるためにブンブン振り回したりしていました。このような行動は現代の犬がいたずらをするときによく見かけますよね。

つまり、大昔に狩りをしながら生きてきた頃の習性が本能や名残りとして現代の犬にも受け継がれていて、好奇心や狩猟本能が刺激されたときに犬はつい本能による行動(いたずら)をしてしまうことがあるのです。

また私たち人間も、子供の頃はなぜかいきなり壁に絵を描きたくなっていたずらをしたことがある。そんな人はたくさんいることでしょう。心当たりのある人はそのときの気持ちを想像してみてください。ほとんどの場合『なんとなくただその場所に絵を描きたくなったから』というシンプルなものだったのではないでしょうか?

犬も同じようにいたずらをするときは、「面白そうだからティッシュで遊んだ」といったようにそのとき感じた好奇心や感情によっていたずらをすることは割とよくあるそうですよ。

2.構ってもらいたいと思っている

イタズラをしている犬

犬は『構ってもらいたい』と感じているときにもいたずらを行うことがよくあるそうです。犬がいたずらをすると「なんでいたずらをするの?悪いことをしたらダメでしょ!」と話しかけながら叱る飼い主は数多くいることと思います。

そういった飼い主の叱る姿を見たときに「洋服をブンブン振り回したら飼い主が構ってくれる!」「ぬいぐるみの中から綿を出したら飼い主が来てくれる!」と犬が間違って解釈することがあり、いたずら行為をすれば飼い主が相手をしてくれると思って頻繁にいたずらをすることが少なからずあったりします。

3.溜まったエネルギーやストレスを発散させようと思っている

トイレットペーパーをグチャグチャにする犬

犬がいたずらをする原因のなかには『運動不足』や『ストレス』があります。毎日遊ばせていなかったり散歩に連れて行ってあげていなかったりすると犬の体内にはエネルギーが溜まった状態となり同時にストレスを抱えやすくなります。

体をあまり動かさずにエネルギーがあり余ってしまうと犬は「思いっきり体を動かしたいなぁ~」そう感じて自分なりに問題を解決しようとして『いたずら』を行うことがあるのです。

私たち人間からすると犬のいたずらは悪いことになってしまいますが、犬からするとエネルギーやストレスを発散できる良い運動となるのでしょう。ただいたずらを放っておくのはやはり良いこととはいえません。

運動不足やストレスがいたずらの原因となっている場合は、エネルギーやストレスが溜まった状態にならないような生活をさせてあげることが大切といえるでしょう。

4.退屈を感じている

スリッパをくわえるトイプー

犬は退屈を感じているときにもいたずらを行うことがよくあります。好奇心旺盛でワンパクな性格の犬ほど退屈な時間を嫌う傾向にあり、面白いことを追い求めた結果としていたずらをしてしまうことがあるのです。

家具を思いっきりガジガジと噛んだりテーブルの上にあるものを落としたり…、観葉植物の鉢をひっくり返して飛び散った土で遊んだり。このような遊び(いたずら)はまさに犬にとってすごく面白いことなのでしょう。雨の日続きで散歩に行けないときは犬が退屈に感じやすいのでワクワクするためにいたずらをすることが多いといえそうですね。

いたずらをしたときの対処法

毛布の中から見つめる犬

犬がいたずらをしたときは長々と話しかけて叱ると『飼い主に構ってもらえる』そう間違って学習してしまうことが多いので、基本的にこのような叱り方はNGな叱り方となります。ではどのような対処法を行えばよいのでしょうか。私のおススメする対処法は以下の3つとなります。

  • いたずらしているところを発見したときは一言で叱る
  • 無視をしながら片付けをする
  • いたずらをする原因を無くしてあげる

犬がいたずらしたときのしつけ方

愛犬がいたずらをしている姿を発見したときは『ダメ!』と一言だけ叱り、そのままいたずらしたものを無言で片付けましょう。このような叱り方を行うことで犬に「これはダメなことなんだ…」と伝えることができます。また、無視をしながら片付けることでいたずらをすると『飼い主に構ってもらえない』ということを愛犬に教えやすくなります。

ちなみに愛犬がいたずらをし終わってから叱るのはNGとなります。なぜなら時間が経ってから叱ると愛犬がなぜ叱られているのかが分からず、ただ混乱させてしまうだけとなってしまうからです。ですので、いたずらし終わった現場を発見したときは無言で片付けるようにすることをおススメします。

いたずらをする原因を無くすことが大切

愛犬のいたずらを防止するためには『いたずらの原因を無くす』ことが一番大切といえるかもしれません。しつけを行うことである程度愛犬がいたずらしないようにすることができますが、よほど完璧なしつけをしない限り、犬はふとした出来心や本能によっていたずらをしてしまう可能性が高いといえるでしょう。

また、いたずらする原因を解決しない限り根本的な解決はできないといえますので、愛犬がいたずらばかりするのでしたらまず原因を改善することに力を注ぐことをおススメします。

たとえば…、運動不足やストレスでいたずらを行っていると考えられる場合は、毎日散歩に連れて行ってあげたり、オモチャを使って一緒に遊ぶ。愛犬があなたに構ってもらうためにいたずらをしていると感じるのでしたら、一日に何度か愛犬のために時間を作る。

好奇心でいたずらをする場合は、いたずらされると困る物を愛犬が過ごすスペースに置かないようにする。といった対策を行うといたずらを改善しやすくなるといえるでしょう。

まとめ

わんぱくそうな犬

今回は犬がいたずらをするときの心理を4つお伝えしました。いたずらを行うときは単純に好奇心や本能が原因になっていることもありますが、それ以外にもさまざまな感情を抱きながら犬はいたずらをすることがあるようですね。極論を言いますと、いたずらされて困る物を置かないようにするだけで犬のいたずらは防げるといえます。

しかし運動不足やストレス、退屈や寂しさといった気持ちでいたずらしている場合は、問題を改善してあげないと愛犬の健康を損ねてしまうことになりますし、愛犬が幸せを感じにくくなってしまうといえるでしょう。

ですので愛犬がいたずらをするのでしたらまずはその原因を知ってあげることが大切といえるでしょう。原因を突き止めるのはなかなか難しいと思いますが、少しずつでも愛犬のいたずらを改善できると良いですね。

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