犬のしつけは楽しいほうがいいに決まってる!
近年、主流になっているのが「褒めるしつけ」。実は「叱るしつけ」は叱り方の強さや叱るタイミングなどが難しく、愛犬に必要以上の恐怖心を与えてしまったり、逆にまったく叱っていることが伝わらないことがあります。
そして小さな子犬から迎え入れたのであれば、子犬はイタズラが日常茶飯事。「叱るしつけ」をしている場合、下手をすると飼い主さんは一日中叱り続けるなんてこともあるかもしれません。そんなの飼い主さんにとっても気持ち的に負担ですよね。
遊ぶながらのしつけで信頼関係もアップ!
現在は褒めるしつけが推奨さていますが、そんな中でも更に愛犬と共に楽しく遊びながらしつけを行うことで信頼関係がアップする可能性大です!!また飼い主さんとしっかり毎日遊んでいる子は問題行動も起こしずらいとか。
良いこと尽くしの「遊ぶしつけ」にチャレンジしてみましょう。
犬のしつけは遊びながらでもできる!上手に教えるコツ2選
愛犬と遊びながらしつけをする時のコツで一番大切なのは、飼い主さんも思いっきり一緒に楽しむこと!犬は飼い主さんの気持ちを敏感に読み取る生き物です。愛犬と遊んでいる時間を「楽しい!」感じると愛犬はその気持ちを察知します。愛犬ももちろん「楽しい!」気持ちにになりますし同時に喜びも感じてくれはず。
人間もそうですが「楽しいこと」はやる気も出ますが「つまらないこと」は気が進まないですよね。楽しく遊ぶことでモチベーションも上がるので、教えた内容を早く習得してくれることが多いよう。ゲーム感覚で愛犬と一緒に楽しみながらトレーニングしていきましょう。
1.引っ張りっこ遊びの最中に「ちょうだい」のしつけ!
多くの犬が夢中になるほど大好きな遊びが「引っ張りっこ遊び」だと思います。「引っ張りっこ遊び」は犬の狩猟本能を刺激する遊び方。引っ張っているオモチャやロープなどが犬にとっての獲物となるので、無我夢中で力強く引っ張り続け、かなり興奮する子もいるのではないでしょうか。
楽しく遊んでくれるのは良いことですが、あまりにも興奮しすぎると力加減が出来ず愛犬も飼い主さんもケガをしてしまう可能性があります。遊んでいる最中に「ちょうだい」や「はなせ」の練習をしてクールダウンできるようにしましょう。
愛犬と引っ張りっこ遊びをしている最中にオモチャを持っている手の動きを止めましょう。それと同時に「ちょうだい」や「はなせ」のコマンドを愛犬に伝えます。初めのうちはコマンドの意味が理解できないので犬はおもちゃを引っ張り続けると思いますが、飼い主さんは手を動かさないようにしましょう。
犬にとって引っ張っているオモチャは獲物です。獲物であるはずのオモチャが静止していると「獲物が死んだ」と感じて咥えているモノを離すことがあります。
愛犬が口からオモチャを離したらまたすぐに楽しく遊び始めましょう。これを繰り返すことで「離すと遊んでもらえる」と少しづつ学習していきます。
2.引っ張りっこ遊びの最中に「甘噛み」を止めさせるしつけ!
引っ張りっこ遊びの最中にもうひとつできるしつけが甘噛みを止めさせるしつけ。子犬に多く見られる甘噛みですが、飼い主さんの手を甘噛みして遊ぶ成犬もいますよね。
愛犬自身は遊びで甘噛みしていても、興奮してしまった時は力加減が出来なくなることも…。人の手を甘噛みする癖のある子は悪気はなくても人にケガをさせてしまう恐れがあります。できるだけ早めに止めさせるしつけをしましょう。
ロープやタオルなど犬が噛んでも良いものを使用して遊びながら教えてあげます。飼い主さんは用意したものの両端を両手で持ち、愛犬には中央部分を噛んでもらい引っ張りっこ遊びを楽しみます。遊んでいる最中には「楽しいね!」や「上手だね!」など愛犬が喜ぶような言葉をかけてあげましょう。
そして遊んでいる最中に愛犬の歯が飼い主さんの手に当たったら「痛い!」と愛犬に伝えて遊びを止めます。これは「人の手に歯を当てると遊んでもらえなくなる」と学習してもらうためのしつけです。強く噛む癖がある子はくれぐれもご注意ください。
まとめ
今回は引っ張りっこ遊びの最中にできるしつけをご紹介しましたが、その他にも追いかけっこ遊びをする時に愛犬に追いかけてもらうことで「呼び戻し」の反応が良くなります。
逆に飼い主さんが愛犬を追いかけてしまうと「逃げることが楽しい」と学習してしまい、愛犬に危険が迫っている時に捕まえられない、また呼び戻しが出来なくなることがあるので要注意です。
何を教えるにしてもゲーム感覚で楽しむ気持ちを忘れずに行いましょう。もし叱ることがあったら、その後にはたっぷりと褒めてあげましょうね。