1.目を輝かせて見つめる
犬は表情がとっても豊かですが、中でも表情がよく表れるのが「目」ですよね。悲しい時にはしょぼんとしたような目、嫌なことがあった時には白目が見えるなど、犬の目の表情には感情がよく表れます。
犬が飼い主さんに対してアピールしたいことがある時には、飼い主さんの目をしっかり見つめてコミュニケーションを求めてきます。
- 「もしかしたらおやつがもらえるかも?!」
- 「もしかしたらお散歩ですか?!」
- 「それはなに?!楽しそう!」
こんな声が聞こえてきそうなほど、目をキラキラと輝かせて一生懸命飼い主さんを見つめてくることが多くあります。これは「この後飼い主さんが自分にとって良いことをしてくれるかも」という期待に満ちている状態であると考えられます。
2.飼い主さんの周りをウロウロする
目を輝かせて見つめながら、飼い主さんの周りをウロウロすることも多いです。
- ごはんの時間になった
- おやつの袋のこすれる音がした
- 飼い主さんがお散歩バッグを取り出した
このように愛犬にとって「良いこと」を連想させることが起こった時、犬は飼い主さんがこの後本当に自分が期待する良いことを起こすのかを察知しようとして、飼い主さんの一挙一動をチェックするために近くをウロウロするのだと考えられます。また飼い主さんの近くをウロウロして自分の存在をアピールすることで「私を見て!こんなに良いことを期待してるの!」と伝えていることもあるでしょう。
3.芸を披露してくる
飼い主さんが指示していないのに芸をしてくるときには、愛犬に要求があるのかもしれません。日頃の「お手」や「お座り」などのコマンドに従うことで飼い主さんに褒められる経験や、その時におやつをもらえるなどの経験によって「芸をすると飼い主さんが良いことを起こしてくれる」と期待していると考えられます。
愛犬が自ら芸を披露してくる時には
- ごはんやおやつが食べたい
- お散歩に行きたい
- かまってほしい
- 褒めてほしい
このような要求があるのかもしれません。中にはたくさんの芸を連発してくる子もいて、その一生懸命アピールする様子にはキュンとしてしまいますね。しかし愛犬の要求から願いを叶えてばかりいると、やがて愛犬のワガママに繋がってしまう恐れがあるため注意しましょう。
まとめ
「食べること」「お散歩に行くこと」が好きなわんちゃんが多いので、それらを予感させる飼い主さんの行動があった時には期待がにじみ出る様子を見せることがあります。「もしかして?!」と良いことを期待し目を輝かせて見つめてきたり、見つめたまま飼い主さんの近くをウロウロしたり、何も指示していないのに自ら芸を披露してきたりといった様子が見られることが多くあります。
これらの様子は「飼い主さんとのコミュニケーションを求めている」という共通点があります。もしかすると良いことをしてくれそうな飼い主さんの一挙一動をチェックして「自分の存在を忘れられてはなるまい!」という気迫さえ感じます。みなさんの愛犬はどのような態度や表情で「期待感」を伝えてくるでしょうか?