成犬をしつけし直すのは「可能」です
成犬をしつけ直したい理由は?
- 室内でトイレができるようにしたい
- 吠え癖を直した
- 噛み癖を直したい
- 全然言うことを聞いてくれない
- 他の人や犬に吠えるのをやめさせたい
- 無駄吠えが多い
このような理由から成犬のしつけ直しは可能なのか?と悩む飼い主さんが多いようです。子犬のうちにしつけなければ意味がないなんてことはありません。しつけに失敗したから仕方がないなんて諦める必要はありません。成犬のしつけ直しの正しい方法について詳しく解説しますのでぜひお役立てください。
成犬のしつけ直しの成功のポイント
犬から信頼される飼い主になること
成犬のしつけ直しで最も重要なのは、あなたが愛犬から信頼される飼い主になることです。その日の気分によって愛犬への態度や接し方が変わる飼い主では信頼されません。人間関係で嫌な出来事があってイライラし、全く無関係な愛犬を感情的に叱ってしまうような飼い主では信頼されません。飼い主さん自身が改めなければならないこともあるということを理解する必要があります。
大声と体罰は全く意味がない
犬が言うことを聞いてくれないからといって、大声をあげて叱ったり、感情的になって怒ったり、叩くなどの体罰を与えることには全く意味がありません。しつけに大声と体罰は必要ありません。犬が悪い行動をした時は、「いけない」「ダメ」と低い声で優しく叱ります。もしくは無視をします。
思いっきり褒める
犬が良い行いをした時は、思いっきり褒めてあげましょう。ご褒美としていつもより多くおやつを与えても良いです。悪い行いをしたら叱られる・無視される、良い行いをしたら思いっきり褒めてもらえる・おやつがたくさんもらえる、このメリハリによって犬は悪い行いと良い行いを区別することができるようになります。
アイコンタクトをする
犬に何か教えてあげる時、叱る時や褒める時、しっかりアイコンタクトしていますか?「人の目を見て話しなさい」なんて子供の頃に言われますが、犬に対しても同じです。とくに言葉を理解することができない犬との会話にはアイコンタクトが重要です。しつけを行う時、犬がアイコンタクトしてくれないのは、まだあなたのことを心から信頼することができないでいるからです。
成犬のしつけ直しのコツは褒め上手な飼い主になること
成犬のしつけ直しに大切なのは「褒め上手な飼い主になること」です。しつけの時、叱ってばかりいませんか?成犬のしつけ直しに「叱る」ということはあまり必要ありません。「褒める」ことを意識してみてください。
良い行いをした時が褒める最高のタイミング
犬が良い行いをした時、思いっきり褒めてあげます。これを繰り返すということが重要です。どんな行いをしたら飼い主さんが褒めてくれるのか、ということを犬が理解するためです。理解することができると、飼い主さんを喜ばせようと次からも良い行いをしようとします。
褒める時の声のトーンも大事
明るく高いトーンで優しく声をかけます。簡単に「よしよし」でも良いですし、「お利口さんだね」でも「上手くできたね」でも良いです。思いっきり褒めてあげると良いのですが、あまりにも大袈裟に褒めると興奮してしまう犬もいます。そっと褒めてあげることの方が良い犬もいますので、よく見極めなければなりません。
まとめ
成犬をしつけし直すのは可能です。成犬のしつけ直しに必要なポイントとコツを簡単にまとめると次の通りです。
- 犬から信頼される飼い主になること
- 大声と体罰は全く意味がない
- 思いっきり褒める
- アイコンタクトをする
- 良い行いをした時に「褒める」を繰り返し行う
- 褒める時の声のトーンも大事
愛犬に対してこれらのことができているでしょうか。叱ることの方が多かったなと反省することの方が多いでしょうか。飼い主さんや家族ではどうにもならない時はプロの力を頼ってみましょう。動物病院やトリミングサロンなど身近な場所でもしつけ教室が行われています。
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50代以上 女性 匿名