犬はどんなことに満足するの?
犬はそのときの気持ちを行動や仕草、態度、表情など、様々な方法で意思表示しています。そのときに起きた状況に対して満足しているときも「満足だ」とボディランゲージで知らせているのです。
では、犬はどのようなことに満足するのでしょうか。多くの場合、楽しかったり嬉しかったり、期待していたことが起きたときに満足します。例えば、以下のような状況です。
- 散歩が楽しかった
- ごはんをお腹いっぱい食べられた
- ごはんが美味しかった
- 飼い主との遊びが楽しかった
- 飼い主とたくさんスキンシップを取れた
こうした出来事に対して満足することが多く、そのときに仕草や態度、表情などに「満足です」と気持ちを表しています。
犬が『満足』しているときに見せる態度や仕草
では、犬が満足しているとき、どのような仕草や態度でその気持ちを表しているのでしょうか。ここでは、犬が満足しているときに見せる態度や仕草をいくつか紹介します。
1.ふーっと深いため息をつく
ごはんを食べた後や、散歩から帰った後など、床に伏せた状態で「ふーっ」と深いため息をついていることはありませんか。一見、ため気と聞くとネガティブなイメージをしがちですが、深いため息は満足したときに見せる1つのサインです。反対に、「ふっ」というような短いため息は不満を表しています。
2.笑顔のような表情を見せて舌を出す
犬は感情を表情に出すことがあります。これは、長年人間と一緒に共存してきた歴史により、遺伝的に感情を表情に出すという能力を得ているからです。犬が満足しているときは、目尻が下がり気味になり、口角が上がり、舌を出してゆっくりとパンティング(呼吸)をしていることが多いです。まるで笑っているような表情を見せていますよ。
3.頭や背中を床にこすりつける
ごはんが美味しかったときなど、「満足だ」という気持ちを表現するために、自分の頭や背中を床にこすりつけるような仕草を見せる犬もいます。満足とともに「嬉しい」という気持ちも表現しているのでしょう。
その場で行うこともあれば、わざわざ飼い主の近くまで来て床にこすりつけることもあります。後者の場合は、飼い主に対して「満足です。ありがとう」という気持ちを伝えようとしています。
4.いつもの場所でボーッとリラックス
部屋の中で愛犬のお気に入りの場所はありませんか。いつもくつろいでいる場所でボーッとしているときも、すでに満足している状態であり、少しウトウトしています。散歩から帰った後や、ごはんを食べて満腹になったときなどに見られることが多いです。
このときの表情も笑顔ではなくても柔らかい表情をしていることが多いです。しかし、不安そうな表情でボーッとしているときは、寂しさや不満を感じている可能性があります。
5.飼い主に対して体をこすりつける
ごはんを食べた後、または遊んだ後、散歩から帰った後など、飼い主の隣にやってきて、頭や体を直接スリスリと擦り付けてくることはありませんか。
これは満足した上で、飼い主に対し「満足したよ」ということと、「ありがとう」と感謝に似た気持ちを伝えてきてくれています。このような行動が見られたら、ぜひこちらも撫でてあげたり、声をかけたり、アイコンタクトを送ったりしてあげましょう。
6.ペロッと口周りを舐める
ごはんを食べた後に見られることが多いです。ペロッと口周りを舐めることで「あぁ、美味しかった!」「もう満腹だよ!」という満足である心理を表しています。1回ではなく、ペロペロと複数回舐めることが多いですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は犬が満足しているときに見せる態度や仕草を紹介してきました。散歩から帰った後やごはんの後など、愛犬が満足できているかどうかを確かめるときに参考にしてくださいね。