超大型犬ってどんな犬?
大型犬の魅力は、周りを圧倒する存在感と穏やかな性格の犬種が多いところです。無駄吠えが少ないのも利点と言えるでしょう。そんな大型犬の中でも、特別大きいサイズが超大型犬です。明確な判断基準は定義されていないため、超大型犬に分類される犬種の一部をご紹介していきます。
超大型犬に分類される犬種
1. グレート・デーン
体長と体高がほぼ同じ長さで、体重も人間の大人に匹敵するほどの超大型犬です。世界一背の高い犬としてギネス登録された記録を持っています。ギネス認定された犬は、直立したときの鼻先から尻尾までの長さが2メートルを超えていたそうです。
- 原産国:ドイツ
- 体高:オス76〜86cm、メス71〜81cm
- 体重:オス54〜90kg、メス45〜59kg
2. ロット・ワイラー
最古の犬種の一つとされており、牧羊犬、牧畜犬として能力を発揮していました。運動神経が良く賢い犬種であることから、山岳救助犬としても活躍する機会が増えてきています。逞しい体つきからは想像し難いですが、実は甘えん坊という意外な一面を持っています。
- 原産国:ドイツ
- 体高:オス61〜69cm、メス56〜63cm
- 体重:オス50〜60kg、メス35〜48kg
3. グレート・ピレニーズ
元々は番犬や牧羊犬として活躍していた犬種です。鋭い洞察力を兼ね備えており、警戒心が強い性格です。毛色は白が基調とされています。優雅な立ち振る舞いは、ドッグショーでも見る人の心を惹きつけ、魅了しています。
- 原産国:フランス
- 体高:オス70〜82cm、メス65〜74cm
- 体重:オス50〜54kg、メス36〜41kg
4. ドーベルマン
見た目の凛々しさから凶暴な印象を抱きがちですが、実際は愛情深く、忠誠心の強い犬種です。優れた知性が高く評価され、警察犬や護衛犬としても活躍しています。立ち耳と短い尻尾のイメージが強いかもしれませんが、いずれも人工的に作られたものです。国によっては、断耳・断尾が禁止されています。
- 原産国:ドイツ
- 体高:オス66〜72cm、メス61〜68cm
- 体重:オス40〜45kg、メス32〜35kg
5. ニューファンドランド
足には水かきが発達しており、泳ぎが得意なため、水難救助犬として活躍しています。大らかな性格の持ち主で、ラブラドールレトリバーの祖先にあたると言われている犬種です。親しみを込めて「ニューファン」や「ニューフィ」の愛称で呼ばれることもあります。
- 原産国:カナダ
- 体高:オス69〜74cm、メス63〜69cm
- 体重:オス60〜70kg、メス45〜55kg
6. レオンベルガー
ライオンのようなたてがみを持ち、自信に満ちた出で立ちが印象的な犬種です。どの毛色でも口周りが黒くなる「ブラックマスク」が特徴となります。絶滅寸前の危機を乗り越え、現在に至ります。厚い被毛が体を覆っているため、暑さが苦手で涼しい環境を好みます。
- 原産国:ドイツ
- 体高:オス72〜80cm、メス65〜75cm
- 体重:オス48〜75kg、メス41〜59kg
まとめ
実際に「超大型犬」を目の当たりにしたら、想定外の大きさに驚いてしまうかもしれませんね。もし見掛ける機会があったら、この記事にある犬種かどうか、思い出してみてください。
超大型犬を飼育するには広いスペースが必要なので、マンションやアパートでの暮らしは難しい場合があります。迎える際は、ご自身のライフスタイルに合った犬かどうかを考えてみてください。