1.犬の爪のお手入れのコツ
犬の爪切りは「ハサミタイプ」と「ギロチンタイプ」があります。あまり爪切りが得意でない飼い主さんにはギロチンタイプが扱いやすくおすすめです。愛犬がどちらの爪切りの方が嫌がりにいくいかも確認すると良いです。犬の爪は爪先から根本まで同じ太さです。一度で切ろうとするよりも爪先の方から少しずつパチンッと切ると犬が嫌がりにくいです。
また、爪を切ると角ができますので、角と取り除くように爪を切る角度を変えながら行うとキレイにお手入れすることができます。ほんの少しでも切りすぎてしまうと出血させてしまいます。そんな時に備えて止血剤を用意しておくと安心です。止血剤はペットショップでも取り扱っていますが、かかりつけの動物病院で購入するのがおすすめです。
どうしても嫌がるときは…
嫌がる犬の爪切りを無理に行うと怪我をさせてしまうことがあります。いつまで経っても慣れてくれません。どうしても嫌がるときはトリミングサロンや動物病院で爪切りをしてもらうようにしましょう。500円ほどでお手入れしてもらうことができます。
2.犬の被毛のお手入れのコツ
被毛のブラッシングは、犬が触れられて嫌がりにくい部分から始めるのがコツです。首元・お尻周り・お腹周りを嫌がる犬が多いようです。嫌がりにくい背中や腰のブラッシングから始めると良いです。犬によって嫌がりにくい部位は違いますが、愛犬の嫌がりにくい部位を探してみましょう。
そして、ブラシを使い分けることも被毛のお手入れのコツです。長毛種であれば抜け毛や絡まりを取り除くためのスリッカーブラシ、短毛種であれば皮膚を傷つけにくい獣毛ブラシ、毛並みを整えたいときにはコームなど使い分けます。ブラッシングを嫌がるのはブラシが合っていないからというのも理由のひとつです。
どうしても嫌がるときは…
ブラッシングが苦手な犬はブラシを見るだけで逃げ回るなどし嫌がることがあります。おやつを与えたりマッサージをしてあげるなどし、愛犬の不安な気持ちや緊張を解してあげると良いです。
普段から犬の体をよく撫でてスキンシップをしておくと触れられることにも慣れてくれます。無理やりブラッシングされたことがトラウマになってしまっている場合にも慣れるきっかけになるはずです。
3.犬の歯のお手入れのコツ
歯石の付着を防ぐために欠かせない歯のお手入れのコツは「毎日続けること」です。正直、犬の歯を隅々まで毎日キレイに磨くことは難しいです。歯磨きが毎日の習慣になっている犬でさえも嫌がります。
どんなに嫌がったとしても歯磨きを毎日続けてあげてください。必ず歯や歯茎の健康の維持に役立ちます。歯ブラシを嫌がるのであれば歯磨きシートでも良いです。柔らかいタオルやガーゼを使って汚れや歯垢を拭き取るだけでも良いです。お手入れしてあげられる範囲、嫌がらない範囲で構いません。
どうしても嫌がるときは…
トリミングサロンや動物病院で定期的なデンタルケアを受けることができます。トリミングサロンのメニューには歯磨きというものがあります。
動物病院では歯や歯茎の健康状態をチェックすることができ、毎日のケアについても指導を受けることができます。今の愛犬の歯や歯茎の健康状態を知っておくことで、歯のお手入れに関する飼い主さんの意識も高まるはずです。
まとめ
犬から嫌がられないお手入れのコツについて、とくに犬が嫌がりやすい3つのお手入れのコツについてご紹介しました。飼い主さん自身がトリマーさんや獣医さんなどのプロから正しいお手入れの方法を学ぶことによって、犬が嫌がりにくいお手入れをしてあげることができる場合があります。
正しいお手入れの方法がわからないときは、ぜひアドバイスや指導を受けてみましょう。気軽に相談しに行って大丈夫です。